特定用途制限地域とは?

投稿日:2017年1月26日 更新日:

特定用途制限地区とは

特定用途制限地域とは?

特定用途制限地域は「用途地域の定められていない地域で規制を指定できる地域」のことです。

都市計画法第九条には下記のように定義されています。

用途地域が定められていない土地の区域(市街化調整区域を除く。)内において、その良好な環境の形成又は保持のため当該地域の特性に応じて合理的な土地利用が行われるよう、制限すべき特定の建築物等の用途の概要を定める地域

用途地域の定められていない地域とは、「非線引き区域」「準都市計画区域」を指します。市街化調整区域を除く地域になります。

用途地域内に重ねて制限を指定できる特別用途地区とは異なる点がポイントです。

特定用途制限地域は誰が定めるの?

特定用途制限地域は地方公共団体の条例で定めることができます。

これは特別用途地区と変わりありません。

特定用途制限地域で制限される建物の例

特定用途制限区域では地方公共団体が自由に定めることができます。下記のような建物が規制されています。

  • 風俗施設および遊戯施設など
  • 危険性や環境を悪化させる恐れのある工場
  • 危険物の貯蔵・処理の用に供する建築物

-カテゴリー: 都市計画法

執筆者:

関連記事

no image

非線引き区域に家の建築はできる?

非線引き区域に住宅の建築は可能か? 非線引き区域に住宅(家)の建築は可能です。市街化調整区域と異なり、非線引き区域は一般の人でも建物の建築は可能です。 ただし、「用途の定められている地域」とそうでない …

注文住宅を安く建てる方法

【裏技あり】注文住宅を安く建てる方法。値下げ交渉のポイント

「憧れの注文住宅を建てよう!」と決意し、情報収集を始めたとき最初にぶつかるのが「コスト」の壁。 ハウスメーカーの坪単価は安いところで30万円から、大手だと80~90万円と、目を疑いたくなるような値段設 …

不動産の登記

不動産(建物や土地)の登記はしなくてはいけないの?

不動産の登記には「表題登記(表示登記)」と「所有権保存登記」の2種類があります。 そのうち、「表題登記」は不動産登記法で1ヶ月以内に行うことが定められています。 第四十七条 新築した建物又は区分建物以 …

地上権とは

地上権とは?

地上権とは 地上権は「地上権を持つ人が他人の土地で工作物や竹木を所有するため、その土地を使用する権利」のことです(民法:第二百五十六条) また、地上権は、「直接、土地に対して権利を持ち、地主の承諾なく …