準都市計画区域とは

投稿日:2017年1月24日 更新日:

準都市計画区域とは

準都市計画区域とは

都市計画法が適応されるのは原則としては都市計画区域です。
しかし、下記の要素が該当する区域において準都市計画区域を指定することができます。

  • 都市計画法で指定された都市計画区域外の区域
  • 相当数の既存建築物や敷地の造成が行われている。または行われると見込まれる区域
  • 放置すれば、都市の整備や開発・保全に支障が生じるおそれがある区域

準都市計画区域を指定するのは誰?

準都市計画区域は都道府県が指定します。

  • ステップ1.都道府県が、あらかじめ関係市町村・都道府県都市計画審議会の意見を聴く
  • ステップ2.都道府県が準都市計画区域を指定

準都市計画区域の特徴

準都市計画区域は下記の地域または地区を定めることができます。(必要があれば)

  • 用途地域
  • 特別用途地区
  • 特定用途制限地域
  • 高度地区
  • 景観地区
  • 風致地区
  • 緑地保全地区
  • 伝統的建造物群保存地区

-カテゴリー: 都市計画法

執筆者:

関連記事

no image

不動産の共有持分って何?

仲の良い友達3人でお金を出し合って1艘のヨットを買うと、そのヨットは、3人の共同所有になりますよね。不動産もこのように複数人で共同所有することが可能です。   ひとつのものを複数人で共同所有すること、 …

特例容積率適用地区とは

特例容積率適用地区とは?

特例容積率適用地区とは? 特例容積率適用地区は「建築物の容積率の基準を緩和し、土地の利用を促進する地区」です。 都市計画法第九条には下記のように定義されています。 特例容積率適用地区は、第一種中高層住 …

非線引き区域とは

非線引き区域とは

非線引き区域とは 「市街化区域」にも「市街化調整区域」にも区分されていない都市計画区域のことです。 都市計画法上では「区域区分が定められていない都市計画区域」と記載されています。 参考:区域区分 非線 …

no image

農地の転用とは?

※この記事は、農地転用をごく一般的に説明した内容になっています。 農地の転用とは、「農地を農地以外のものにすること」です。 通常の土地なら、自由に売買したり、家を建てたり駐車場にしたりと使用方法も自由 …