土地家屋調査士と司法書士の違いは?(登記時)

投稿日:2017年1月19日 更新日:

土地家屋調査士と司法書士の違い

不動産の登記を行う際、「土地家屋調査士」と「司法書士」という言葉を聞くことがあるかもしれません。両方とも、登記に関する仕事を行いますが、それぞれ担当する部分が異なります。

今回は土地家屋調査士と司法書士の仕事内容の違いを見ていきましょう。

前提

不動産の登記には大きく分けて、「表示に関する登記」と「権利に関する登記」の2種類あります。

不動産登記簿の内容に合わせると「表示に関する登記=表題部」、「権利に関する登記=権利部(甲区・乙区)」と分かれています。

不動産登記簿の内容については下記で説明していますのでご確認ください。

土地家屋調査士

土地家屋調査士は「不動産の表示に関する登記」の作成を担当します。(不動産登記簿の表題部

不動産が土地の場合は「所在、地番、地目(土地の現況)、地積(土地の面積)」など、
建物の場合は「所在、地番、家屋番号、種類、構造、床面積」などを調査し、書類を作成します。

司法書士

司法書士は「不動産の権利に関する登記」を担当します。(不動産登記簿の権利部

不動産(土地や建物)の所有権や、所有権以外の権利(抵当権、借地権など)の記載を行います。

-カテゴリー: 登記

執筆者:

関連記事

年収400万円の住宅ローン計画

年収400万円の住宅ローン計画。返済期間や選ぶポイントは?

将来はマイホームを持ちたいと考える人の割合が80%といわれる日本で、何歳くらいの人が実際にマイホームの取得に挑戦するのでしょうか? 政府の発表している住宅市場動向調査などの資料によると、住宅購入世代の …

外壁の種類とメリットデメリット

住宅の外壁の種類は何がある?サイディングや漆喰のメリット・デメリット

住宅を建てる際の疑問にお答えするコーナーです。今日の質問はこちら。 サイディングや漆喰など、住宅の外壁の種類には様々なものがありますが、どのようなものがありますか?またメリット・デメリットを教えてくだ …

市街化区域か調べる方法

市街化区域か市街化調整区域かを調べる方法

土地の購入や、家を建築・購入する時に知っておきたい点はその場所が「市街化区域」か「市街化調整区域」かということ。 市街化調整区域の場合、原則は新しく建築ができません。建築するには条件がありますので、事 …

未登記の建物の購入と売却

未登記の建物を購入・売却する場合のデメリット

未登記の建物の購入と売却についてご説明させていただきます。様々な面倒がありますのでよく確認してくださいね。 目次1 建物の未登記は通常は法律上NG2 未登記の建物について3 未登記の建物を「購入」する …