不動産登記簿についてを解説していきます。
不動産登記簿とは
不動産登記簿とは不動産の所有者(住所・氏名)や土地・建物の状況を記したものです。
不動産登記簿によって、所有者や土地・建物の状況が登録され、第三者に主張できるものとなります。
不動産登記簿のサンプル
不動産登記簿は下記のような情報が記されています。(法務局より)
不動産登記簿に書かれていること
不動産登記簿は表題部・権利部(甲区)・権利部(乙区)の3つに分かれています。
それぞれ見ていきましょう。
表題部
土地か建物かによって少し内容が異なります。
土地の場合
所在、地番、地目(土地の現況)、地積(土地の面積)が記されています。
建物の場合
所在、地番、家屋番号、種類、構造、床面積などが記されています。
種類:居宅
構造:木造かわらぶき2階建
床面積:1階85m2 / 2階85m2
権利部(甲区)
甲区には「所有権に関する事項」が記されています。不動産登記簿の中でもとても重要な部分です。
項目には「順位番号」「登記の目的」「受付年月日・受付番号」「原因」「権利者その他の事項」があります。
権利部(乙区)
乙区には「所有権以外の権利に関する事項」が記されています。
項目には「順位番号」「登記の目的」「受付年月日・受付番号」「原因」「権利者その他の事項」があります。
所有権以外の権利に関する事項には、借地権、地上権、賃借権、永小作権、使用貸借による使用権、質権、先取特権、抵当権、留置権、地役権などがあります。