リフォームはどこに依頼したらいい?リフォーム専門会社・工務店・ハウスメーカーの違いは?

投稿日:2018年9月17日 更新日:

リフォームの広告を見ると、リフォームの前と後を見比べることが出来て、施工の良さに目を見張ることがあります。しかし、その一方で疑問に思えて来るのが、「果たして、広告の様なリフォームが本当に出来るのか?」と言う問題です。
リフォームは主に、リフォーム専門店、工務店、ハウスメーカー等が携わりますが、どこに頼めば良いのでしょうか?

リフォーム専門店・工務店・ハウスメーカーの違いとは?

ここでリフォーム専門店と工務店、そしてハウスメーカーの違いについて触れたいと思います。

リフォーム専門店

言葉の通り、リフォームを専門としている会社です。リフォームに関する専門性に高く、様々な改装に対応します。リフォーム専門店に依頼するメリットには、リフォーム全般をトータルで依頼出来る点があります。

工務店

工務店は様々な工事に対応する、言わば万能型の業者と言えます。住宅の分野では、リフォームだけでなく注文住宅も請け負います。営業形態としては小規模の会社が多いのですが、工事実績は非常に多く、技術的にもレベルが高いです。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは元々が規格タイプの住宅を造るメーカーだったのですが、リフォームの需要が大きくなった背景を受けて参入した会社が多いです。
形態としては、都市部に本社を置き、地方に支店や営業所がある場合が多いです。技術的には本社や工場に技術部門があり、「科学のレベル」から住宅を研究しています。

リフォームはどこに依頼したら良い?

リフォーム専門店、工務店、ハウスメーカー等、リフォーム業者にも様々なタイプがありますが、それではどこに依頼をするのが良いのでしょうか?

工事担当者の技量による部分が大きい

リフォーム専門店、工務店、ハウスメーカー、それぞれが高いノウハウを持っています。

しかし、リフォームにおいては、工事担当者の技量による部分が大きいのが現実です。ですから、どの「業種」に頼むかでは無くて、どの「業者」にするかが大きなウェイトを占めて来ます

例えば、住宅設備は開発段階で様々な項目の計算や試験を行っていますが、それは施工技術者の技量が十分であることを前提とした話です。工事担当者の技量が未熟の場合だと、設備の持つ機能が使えなかったり、早い段階で故障が出て来てしまいます。

リフォーム専門店、工務店、ハウスメーカーの3択の選択も確かにあるのですが、可能な限り現場に出る人の仕事を見るのがおすすめです。そして、具体的には、リフォーム工事の実例のチェックが重要になります。工事を相談する場合は、過去の似たリフォーム事例から教えてもらうのがベターです。

口コミ情報をチェックするのも大切

業者についての口コミ情報をチェックすることも大切で、見積書には現れない「仕事の質」が見えることもあります。また、口コミ情報には業者の対応まで言及されるものがあります。営業マンの対応、サービス体制等、会社の「姿勢」まで見える物もあります。

良くない業者には注意するように

リフォームは工事の受注金額が500万円未満であれば、建設業許可が無くても仕事は可能です。ですから、技術力の低い業者でもリフォーム店を名乗ることが出来ます。
また、手抜き工事を常習的にする業者もいます。リフォームの手抜き工事は、外から見て分からない場合も多いので厄介です。リフォームを依頼する前に、過去の施工例を入念にチェックし、悪い業者には当たらない様にしましょう。

まとめ

リフォームをする場合、リフォーム専門店・工務店・ハウスメーカーの選択はあるのですが、最終的には工事担当者の技量によって決まります。業者検討に当たっては、業種から考えるよりも、業者の持つ施工実績や評判等を参考にするのが良いでしょう。

-カテゴリー: リフォーム

執筆者:

関連記事

建ぺい率とは・容積率とは

建ぺい率・容積率とは

建物を購入する際など、物件を探していると「建ぺい率」や「容積率」という言葉に出会うことがあると思います。 今回は「建ぺい率」と「容積率」について説明いたします。 目次1 建ぺい率(けんぺいりつ)とは2 …

不動産の登記の流れ

不動産の登記の申請の方法・流れ

不動産を取得した場合には登記が必要です。登記をしないと罰則があるだけでなく、様々なデメリットがありますので必ず登記はするようにしましょう。(未登記の建物を購入・売却する場合のデメリット) 今回は不動産 …

no image

リフォームの注意点やありがちな失敗は?

リフォームは古くなった家を新しくよみがえらせてくれますが、全部が成功するわけでは無く、失敗してしまうケースも無い訳ではありません。そこで、ここでは、リフォームの失敗のケースと、失敗を回避するための注意 …

no image

非線引き区域に家の建築はできる?

非線引き区域に住宅の建築は可能か? 非線引き区域に住宅(家)の建築は可能です。市街化調整区域と異なり、非線引き区域は一般の人でも建物の建築は可能です。 ただし、「用途の定められている地域」とそうでない …