学費に加えて高い賃貸料を払うのを避けてDIYによるタイニーハウスを建てることを考えました。自由を求めていたこともここに至った理由のひとつです。建築の過程は、教育的だったと振り返るふたり。キャサリンの親が持っていた敷地と道具を借りてこの家を建てました。
家の約80%はリサイクル材を用いています。15分ほどの場所にリサイクル材を取り扱う場所があってそこで多くのものを仕入れました。利用可能な様々な材料を組み合わせてこの家はできました。
素朴な木のキャビンのような内装。サイズは2.5m×6mです。それぞれの欲しいものがつまっています。いちばん高価な設備は暖房。さらに大きなキッチンがあります。キッチンはデイビッドのこだわりです。シンクもリサイクル材でできています。バスタブはキャサリンのたっての希望で設置しました。
バスルームには多くの収納スペースがあるほか、頭上にはゲストロフト兼オフィスがあります。キャサリンはソファの上では仕事ができないので仕事スペースがほしいと思っていました。そこでこのロフトです。本棚もあります。植物が居心地の良さを増してくれます。この場所からは家の中全体を見渡すことができて、キャサリンお気に入りの場所です。
向かい側にあるロフトがベッドルームです。衣服の収納もここにしています。服の数は大学卒業から1/3ほどの量に減りました。
建築費用は17,000ドル。この家のおかげで多くの自由とお金の余裕が生まれました。
家を自分たちで建てたことで愛着もひとしおです。よく聞かれるのがここにずっと暮らすのかということです。ここで永遠に暮らすとは考えていませんが、特にプランがあるわけではありません。一年半暮らしてみて素晴らしいと感じています。