みんなのタイニーハウス

「作り上げた家は年金のようなもの」オフグリッドハウスに住む夫婦の話

投稿日:2017年3月5日 更新日:

家の壁はタイヤやボトル。室内栽培。ソーラーパネル発電。水は雨水。モノに頼らない、オフグリッドの自立した生活を送る夫婦の話です。今までに見たことのないような家でとても驚きました。

コニーとクレイグの夫婦は、環境的にも経済的にも持続可能な生活を求めてこのアースシップを建てました

コニー「私たちはオフグリッドの生活が気に入っています。モノに頼らず自立した生活ができると実感できてとても気分が良いです」

この家の壁の多くがタイヤでできています。タイヤは無料で手に入ります。みんな傷んだタイヤを処分したがっているのでそれをタダで譲ってもらうのです。1200個のタイヤに一切お金はかかっていません。またボトルの壁は光が差すとまるで宝石のように美しいです。

室内のプランターで様々な植物、野菜を栽培しています。トマト、さつまいも、ニンジン、バナナなどたくさん育てています。これはあくまで補足的なもので外にも菜園があります。できるだけ自給自足できる生活の仕組みを心掛けています。

17の窓が正面にあり、たくさんの光が差し込みます。窓は季節に応じて正しい角度にする必要があります。そうして効率的に光を取り込めます。下の窓は開け閉めして風を取り込めるようにしています。冬に外はマイナス20度になりますが室内は22度くらいです。ここカナダでも暮らせるように、どんな気候環境でもこのアースシップは機能します。

この種の家の建築はこの国では受け入れられています。法的に大きなトラブルはありませんでした。2400平方フィートの敷地で、家の二階だけでも600平方フィートの広さです。

もっと小さくすることもできましたが、全体の機能をうまく作動させるにはこのサイズが必要でした。電力供給に頼らず生活するにはたくさんの窓が必要だからです。

オフグリッドです。電線はありません。ここにあるのは3キロワットのソーラーパネルに4つのバッテリー。900アンペアです。一日に蓄えられる私たちのわずかな消費電力に対して十分な量です。これでお湯を作ることができます。コンポストトイレは一切電力を消費しません。

洗面所やシャワーはバリアフリーの設計にして年をとっても長く住めるようにしています。また、我が家の水はすべて雨水です。

このライフスタイルに慣れ、受け入れる必要があります。例えば好きな時に洗濯はできません。晴れた日でないとエネルギー効率的に無理があります。自分の身の周りに起きていることに合わせて生活することが求められます。

環境にはできるだけ気を配るべきです。地球を救う必要はありません。そんなこと私やあなただけではできません。でもこういった取り組みを人に見せれば私たちの考えに賛同して続いてくれるかもしれません。それは良いことです。

より効率的な生活を求めていました。まもなく迎える定年も意識しなければなりませんでした。そうして作り上げたこの家は私たちにとって年金のようなものです。実際ここは地球上でもっとも優れた家です。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Exploring Alternatives
TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(Patreon


 

オフグリッドハウス

-みんなのタイニーハウス
-,

執筆者:

関連記事

セルフビルドのタイニーハウス

「生活の主導権を自分たちで決める」大草原に建てたタイニーハウス

ザックの家は、タイニーハウス作りのワークショップに協同する形で建設が始められました。ワークショップの題材として自分のタイニーハウス作りとコラボレーションする形をとったのです。 参加者たちは建設する過程 …

「電気や水道を引かない完全なオフグリッド」廃材や再利用の材料で作った家

フランシスとマリー夫妻は一人娘を連れて、郊外にあるアースシップ(廃材や再利用の材料を使って自分たちの手で作る家)の家に移り住みました。 この家を買ってから8年ほどは、それまでの都市部の家とここを行き来 …

「自分で家を作る達成感」廃材を再利用して作ったオフグリッドタイニーハウス

今は様々なコンセプトのタイニーハウスが建てられていますが、タイニーハウスは、元々は少ない予算でも自分の家を持つことができるというところからスタートしました。 オーストラリア・メルボルン郊外に住むジェシ …

「毎月の支出はガス代約1,100円だけ」オフグリッドのタイニーハウスで生活知る家族

多くの人々がタイニーハウスやオフグリッドの生活に惹きつけられる大きな要因は、そこから手にすることのできる自由にあるでしょう。 日々の単調な仕事から解放されて、自分が本当にやりたい事に向き合うのを可能に …