アレックスはノートンという名前のバンで生活しながら旅をしています。妻も一緒に旅をしたり、時には彼女は一人で他の場所にバケーションに行ったりします。
若いころから車をいじるのが好きで、特にこれまでオフロード車をたくさん見てきました。
旅をしながら中で生活できる車で彼が必要だと考える二つの要素は、ディーゼルと四駆です。オフロードでの旅をするなら、車外に強い照明をつけることも大切です。
色々な車を見てきた中で、彼が車の中でベストだと思ったのがノートンと名付けて今乗っている、トヨタのハイエースでした。日本からの輸入車を買ったので、右ハンドルで使っています。
小さな車なので中に色々と積み込むことは難しいですが、燃費の良さや車の丈夫さという点でとても信頼性が高く、気に入っていて、バンで生活をしたいと思っている人にアレックスが一番おすすめだと考えている車です。
一カ月半かけて妻と一緒にソーラーパネルをつけたり、中に簡易キッチンを作ったりと色々と改装して、長旅に出られるようにしました。オフロード旅行の経験を積むにしたがって必要なものがわかってきたので、車の外にいるときに日よけができるロール式の屋根やソーラーシャワーなども付けました。アメリカの車と比べてそんなに大きくないバンですが、中のスペースは十分でソファベッドもちゃんと取り付けることができました。
彼は1年のうち5-6か月は義理の父が経営する農場で重機のオペレーターとして働いています。農場でトラクターを運転して一日に15時間くらい働きます。徹夜になることもあります。そうやって仕事の期間はひたすらハードに働き、それ以外はバンでオフロードの旅に出ています。
彼は旅の写真を撮り続けています。乗り物と自然という組み合わせが好きで、何もない大自然の真ん中にある車という構図の写真を撮っています。
自分の写真を通して、皆にもっと外には広い世界があるということに目を向けてほしいと思っています。
少しのお金を使って車を準備してそれに乗り込めば、すぐに探検に出られるような自然が広がっているのです。
人々はもっと大自然の中に飛び出していくべきですし、それはスクリーンの中にあるものを眺めているだけでは体感できないものなのです。