バン

「仕事の都合で引越す生活にストレス」持ち家を売ってバンライフを選んだカップル

投稿日:

アダムとヴァネッサのカナダ人の夫妻はキャンピングカーで生活しながら、これまで北米中を旅してきました。

二人はそれまで素晴らしい家に住み、結婚して仕事も軌道に乗り順調な生活をしており、周囲も二人の次の人生プランは子どもを持つことだろうと期待していました。

でも二人の次の目標は全く違う事で、それまで手に入れてきた家や仕事を全て手放してキャンピングカーでカナダ中を旅して回ることでした。

家族や友人はもちろん驚き、何を考えているのかと言われましたが、二人はこれまで勉強や仕事の都合が変わるたびにあちこちに引っ越しをして、その度ごとに新たな生活を作り直さなければならないことにストレスを感じていました。

そこでこの先のライフスタイルに他の選択肢はないかと考えた結果、家を売って学生時代から抱えてきたローンなどを全て清算し、キャンピングカーで生活しながら旅をしてみようと決めたのです。

この生活をはじめておよそ1年になりますが、カナダだけでなくカリフォルニアやアリゾナなどアメリカも周ってきました。

最初は家などを処分して作った貯金のみで生活していましたが、今ではこのバンライフをYouTubeで公開したり、バンライフを始めてみたいと考えている人たちをサポートするビジネスをオンラインで展開したりして収入が得られるようになりました。

現在ヴァネッサは妊娠中で、冬に出産予定です。出産の少し前から産後数か月は体の安静や、家族が側にいることが大事なので、その期間はアパートメントを借りるなどして旅は一時休止をするつもりです。

二人にとって初めての子どもなので、生まれた後の生活がどのようになるかは二人ともはっきりとは分かりませんが、希望としては赤ちゃんを連れて、またキャンピングカーで旅をしたいと考えています。

このキャンピングカーでの生活が自分たちに与えてくれたのと同じように、きっと子どもにも柔軟な思考の持ち方を教えてくれるからです。

最初のころは車を停めてキャンプできるところが見つかるかどうかがとてもストレスに感じましたが、旅を続けていくうちにそれも日々の生活の一部となりました。

旅を通してたくさんの人に出会い、中には一緒に旅をしたり長く付き合える友人になったりした人もいました。

以前のような生活ではきっと行くことのなかった大自然に囲まれた場所を探検することもできました。

長期的なプランとしては、将来は土地を買ってそこでパーマカルチャーを実践したいと考えています。最終的に落ち着く場所を作り上げるまでの間は、このバンで生活することができるでしょう。

この生活を始めるにあたって、もし辛くなったり、新しい楽しみが生まれなくなったりしてしまったら、その時はいつでも旅を止めたり休んだりしてみれば良いと考えていました。

でも、実際に旅をしてみると飽きたりストレスを感じたりすることはなく、この生活をとても楽しんでいます。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Exploring Alternatives
TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(→パトロン

 

-バン
-, ,

執筆者:

関連記事

映像制作しながらバンで生活する

「大事なのは映画を撮ること。屋根があれば十分」バンをスタジオ兼住居として生活する男性

バンをスタジオとして使いながら生活するドキュメンタリー映像作家のリヴァイ。 Dylan Magaster 子どもの頃から父親に連れられて車で出かけていたリヴァイにとって、車で冒険に出ることは夢でした。 …

バンで生活する夫婦

「時間やお金を大切なものに注ぎ込む」バンを家に改修しアウトドアを楽しむ夫婦

ジョーとエミリーは車で旅しながら生活しています。 Dylan Magaster この生活を始める前は、ジョーは20年以上企業財務の仕事をしていました。エミリーは同様の時間を非営利の仕事に費やしました。 …

バンで生活する女性

「何が幸せで何がそうでないのか」バンで自然の近くで生活する女性

クリスティーがバンでの生活を始めるきっかけは、ある小島での6週間のテント生活でした。クジラを見るためにその生活をしていたのですが、そこにはクマなどの野生動物がたくさんいました。 最初の3日は毎晩一時間 …

リモートワークで働くカップル

「穏やかで心落ち着く場所で過ごす」バンで生活しながらリモートワークする元教師・映像関係のカップル

バンに住んでいる人たちをイメージすると、少しの間のお試しの生活をしている人が多いように見えます。1、2年バンに住んだ後は元の家に戻り、普通の生活をするのです。それもまた良いでしょう。 しかしアルマンド …