バン

「自分自身を意識することが多くなる」2年間旅しながらバンライフを送る男性

投稿日:

サイモンは北アメリカ大陸を車で旅しながら2年間生活しています。走行距離は10万kmにおよびます。夏に一度帰省して仕事をしていた時期もありますが、ほとんどが旅をしていました。

2年を通じて車での生活に関する知見をたくさん身に着けました。旅の経験を動画に撮ってYouTube(Finding Simon)にアップしたり、訪れた場所の情報を地図にして公開したりしています。これらのものから収入を得ていますが、何より自分のつくったものが、ほかの冒険者たちに役立ててもらえているということが嬉しいです。

もともとの計画としては2年の車生活を終えたら家を買って通常の生活にもどるつもりでした。この生活をしていると困難なこと、不快なことをたくさん経験しました。次第に自分自身の性格、物事への対処の仕方が変化していることに気づきます。日々の困難に挑戦することが自分のライフスタイルになっていたのです。

これからは、セイルボートを使って同じように旅して生活してみようと考えています。いまだに冒険では先が読めないので怖い気持ちはあります。それでもこの生活を続けたいです。

二年前、旅を始めたときはカップルで車の生活をしていました。ぎゅうぎゅうの車の中で良い経験をできましたが結局うまくいきませんでした。この一年は一人旅です。それは全く別次元の旅でした。

ひとりでさみしくないのかとよく尋ねられます。しかし、実際のところ、この生活で恐れるのはひとりがさみしいことよりも自分自身を意識することが多くなることです。自分自身の問題について取り組まなければなりません。それはときにひどく困難なことです。旅の過程で多くの出会いがありました。素晴らしい人たちと出会えたことは旅をしていてよかったと思う大きなポイントです。

旅を通じてキャンプの知恵を多く身に着けたり、各地域の資源の使い方を学びました。私はたくさんリサーチをして、もしものときのプランBをたくさん用意しておきます。それでも基本はノースケジュールで行動するようにしています。

当初の計画ではあらゆる街をめぐることでした。それは全く達成されていなくて、実際のところ旅の方針が大きく変わりました。今はほとんど自然のなかで生活しています。極限の自然環境は素晴らしいです。最近はトイレも茂みのなかで済ませるようになりました。

2年の旅をした経験から言えるアドバイスは、心配しないでいいということです。人は優しいし、世界は美しいです。心配しすぎても困難になるだけです。楽しんでください。

翻訳協力者:Aki
今回の動画のYouTubeチャンネル→Exploring Alternatives
TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(→パトロン

 

バンライフ

-バン
-

執筆者:

関連記事

「どこか満たされない気持ちを抱えていた」弁護士と教師の二人が仕事を辞めて始めたバンライフ

ボルダーとパイは大学時代からの親友で、以前から一緒に共通の趣味を楽しんだり、大学や仕事の合間にアメリカやヨーロッパなど色々なところを旅したりしてきました。 Exploring Alternatives …

キャンパーバン

「バンでの旅は自発性を高めてくれる」フルタイムの仕事からバン生活に移ったカップル

ブリタニーとドリューのカップルは、バンで様々なところを旅する生活を送っています。 ブリタニーがこの生活で好きなところは、予約なしてすぐに好きなところに旅立てることです。訪れた先が気に入れば好きなだけ長 …

キャンパーバン

「自分の人生で最高の時間」38万円で購入したバンで自由な生活を送るカップル

38万円で購入したバンを改修して、北アメリカを旅しながら自由な生活を送るふたりのストーリーです。 下記は動画の要約です。 生活の自由さを求めバンでの旅を始めるようになったケルシーとコービン。 我が家で …

耳の聞こえない女性の美しいバンライフ

「地球は私たちに属しているわけではない」耳の聞こえない女性のバンライフ

耳の聞こえない女性モニカ。この動画では彼女の人生についてシェアしてくれます。手話通訳はカーリーです。 Dylan Magaster 高校を卒業してからワシントンDCに引っ越して大学へ通いました。聴覚障 …