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「仕事や生活がマンネリ化してきた」約650万円で改装したバスで生活するカップル

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ニコラスとフランチェスカのカップルは、中古のスクールバスを改装したタイニーハウスで暮らしながら旅をして回っています。

二人が現在のような生活を始めたきっかけはいくつかありますが、まずアメリカ中を旅して回っているカップルの生活のドキュメンタリー動画を見たことでした。

それを見て自分たちも同じようなことに挑戦してみたいと考えるようになりました。

また、彼らはそれまでシカゴに住んでいましたが、身の回りにそんなに多くの物を置いておく必要性を感じておらず、シンプルに暮らしたいと考えており、更に自分たちの仕事や生活全般がマンネリ化してきていると感じていたという事もありました。

若い時にたくさん働いてお金を貯め、定年を迎えた後に旅に出てみたいと考えている人はたくさんいます。

実際に二人の祖父母もそのような夢を持ち、しっかりと貯金をしていましたが、すでに老後を迎えていた彼らには旅の資金と時間はあっても旅に出る体力が残っていませんでした。

今の二人には体力と時間が十分にあります。

お金の面では多少不安な所はあるかもしれませんが、それは旅を続けていく中でどうにかすることができる部分だと考えています。

二人がタイニーハウスとしているのは、オークションで見つけた古いスクールバスです。

このバスは普通のスクールバスよりも大きく、中も広々としています。

そのため、彼らのバスのには引き戸で仕切られた、独立したベッドルームが作られています。

シャワーやトイレ、広いキッチンも備わっており、バスの中にいるとは思えないほどゆったりとした気分にさせてくれる家です。

電気はソーラーパネルで賄っていますが、エアコンを動かしたい時には発電機を使っています。

冬にそなえて薪ストーブもあります。

このバスでの生活を始めてから半年を過ぎたところですが、現在のところ旅やタイニーハウスでの生活はとても上手くいっています。

また、色々なことに慣れてきました。

何もない道の真ん中でエンジンが止まったりといったトラブルや、もっとシンプルに家具や内装をどうやって作っていくかという問題、ソーラーパネルの取り付けや配管など、それまで営業の仕事をしていたニコラスには知識も経験もないものばかりでした。

それらの問題に対して、二人は力を合わせて一つ一つ解決方法を学んできました。

このタイニーハウスを作るのにかかった費用は、全て含めて60,000ドル(約650万円)に少し満たないくらいです。

もしデンバーやシカゴなどの都市で家を買おうと思ったら、この金額は少なすぎて比較にすらならないほどです。

二人は、自分たちが本当に必要だと思っているわけではない大きな家を何百万ドルも払って買い、しかもそこから自由に引っ越すこともできずに閉じ込められてしまうよりも、小さくても全てが好きなものでできていて、細かな事にも目を配れる余裕のある今の生活の方がずっと貴重であると考えています。

また、フランチェスカは旅が好きな一方で、家でゆっくりと自分の時間を過ごしたいと考えるタイプでもありますが、このバスのタイニーハウスならどこへ行っても常に自分たちの家がそこにあり、旅先で落ち着けずにストレスを感じる心配がありません。

二人はシカゴで生まれ育ったので、シカゴは本当に自分たちのホームタウンであるという気持ちももっていますが、一方でそこにいたままでは、旅に出るためには週末や、あるいは定年後までその時間が来るのを待たなければならなかったでしょう。

今はどこへでも行ける自由な時間や自分たちの理想とするライフスタイルが目の前にあります。

これから旅を続けていくうちに色々と経験をし、新たな考えも浮かんでくるかもしれませんが、このバスでの生活を始めようと思った一番の基礎の部分は変わりありません。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

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