前はロードアイランド州ナラガンセットのアパートメントに住んでいました。
アンバーはビーチフロントの小さな店でジュエリーやアクセサリーを売る小さなショップのオーナーをしていて、ジミーは建設現場で塗装の仕事をしていました。
ある時家族はプエルトリコにバケーションに行き、そこで心が洗われるような体験をしました。別にライフスタイルを大きく変えるためにそこへ行ったわけではなかったのですが、それがきっかけとなって、バケーションから帰ってきた時には前と同じ生活には戻りたくないと思うようになっていたのです。
二人は2003年製の中古のバスを買って家族で旅に出られるように自分たちで改装しました。3、4か月かけて中で生活ができるように改装し、アンバーは店を閉め、バケーションから11か月ほど経った5月にバスでの新生活を始めました。
このような生活を考えている人たちに二人が言いたいことは、「手放すことを恐れないで」という事です。物を身の回りにたくさん置いておくにはそのスペースと、そのためのお金も必要です。ただ物をとっておくためだけに色々と消費しなければならない生活をやめようと決めたのです。
旅に出るにあたってそれまで身の回りにあったものの3分の2は処分しました。新しい生活に踏み出そうとする時、それをやめる言い訳はたくさん見つかります。
例えばアンバーは第二子を妊娠中ですが、それを理由に今までの生活を続けることもできました。でも二人は新しい生活に踏み出しました。
もし頭の中にあたためているプランがあるのだったら、それにこだわってやり通してみることです。人間には順応する力があります。物を持たない生活、狭いスペースでの生活にもちゃんと慣れて新しいライフスタイルを楽しむことができるようになります。
そしてもし、それを一緒にする人がいたらそれは大きなパワーになります。
子どもの為ということを考えると、子どもの日々の生活を楽しいものし、あまり深刻に悩み過ぎないようにしようと心がけるように気持ちが変わってきます。
二人にとって息子のオニキスも、これから生まれてくる新しい家族も、大きなエネルギーをくれる存在なのです。