バス

「世界の見え方が変わった」教師を辞めてミ二バスで旅するカップル

投稿日:2017年2月2日 更新日:

教師を辞めて小さなミニバスで生活するカップルです。「私たちはふつうのカップル。誰にでもこの生活はできる。生き方を変えることを恐れないで。」という言葉が心に刺さります。

ディロンとテスのふたりは二年間、自動車で旅しながら暮らす生活をしています。

ふたりはもともと教師と事務職の仕事をしていました。夏の長期休暇の間に車での旅行を楽しみ、その生活に魅了されたふたりはついに仕事をやめて長期のバス旅を始めることにしました。

きっかけはワールドカップの2014年にキャラバン旅行でブラジルを旅した人の話を聞いたことでした。その話が心の底から最高に魅力的に感じたのです。

アラスカでフォルクスワーゲンの1975年生まれの古いミニバスを購入。ボロボロだったので10か月かけて修復しました。車の中にはコンロ、冷蔵庫、貯水タンクがあり、食料やパソコン、カメラなどを収納できるスペースもあります。

2枚のソーラーパネルを日向に出して電力を賄うようにしています。ふたりのお気に入りは2段ベッドの上のスペース。狭いですがサイドに窓が付いていて鳥の気分になれます。

またサーフィンが好きなのでサーフボードも載せて旅しています。

テスは今後教師に復職する予定です。ディロンはこれまでとは異なったキャリアを積んでいくことになるでしょう。この旅が生き方を変えてくれたからです。まだ若いうちにこの旅をできたことを良かったと振り返るテス。

こういった旅はふつうは定年後に夢見ることかもしれませんが、若いうちに様々な人に会い、多様な価値観に出会えたことで世界の見え方が変わりました

以前のように普通の家で暮らし仕事をする生活に戻っても、以前とは様々なかたちでモノの見え方、考え方が変わっていることでしょう

私たちはふつうのカップル。誰にでもこの生活はできると二人は語ります。仕事を辞めることを恐れないで。クレイジーな生活だと思う人や、手が届かないと思う人もいるだろうけれどそんなことありません。

生き方を変えることを恐れないで。この生活が魅力的に見えるならあなたにもできます。


 

ミニバスで生活する元教師

-バス
-,

執筆者:

関連記事

カーボンニュートラルを目指して

「二酸化排出量ゼロの暮らし」を目指してバスで生活する大学教授

ジニーンは環境学の大学教授。カーボンニュートラルの実現を志しシャトルバスで暮らすようになりました。犬のルーサもいます。 Dylan Magaster シャトルバスは白く輝いていて素晴らしい見た目です。 …

スクールバスでのシンプルライフ

便利でかわいい!スクールバスでのシンプルライフ

日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではスクールバスで生活する人も多くいます。見た目が可愛く、さらに便利なスクールバスでの生活をご紹介します。 目次1 スクールバス一番人気「イエロー」2 人気者の …

バーテンダーをやめてバスで生活する男性

「何故やりたくないことを一生懸命やるのか」5,500ドルで改修したバスで暮らす男性

ジャックス・オースティンは元バーテンダー。職場の上司がいつもネガティブなことを言っていてウンザリしていました。あるとき何故自分がやりたくもないことを一生懸命やっているのか、やりたいことをできたらどんな …

ワーゲンバス

「自分の暮らす地球環境をより良くする」かわいいワーゲンバスで暮らすカップル

ステューとカイリーのカップルは、フォルクスワーゲン社製のキャンパーバン(キャンピングカー)のタイニーハウスでオーストラリア中を旅する生活をしています。 Living Big In A Tiny Hou …