みんなのタイニーハウス

「お金の必要でない生活をしたかった」7人大家族のオフグリッドライフ

投稿日:2016年12月27日 更新日:

この家族はなんと7人家族!森の中に広い土地を持って暮らしています。「お金の必要でない生活をする」という言葉どおり、自然の力を利用したり、自作したり、工夫することで生活に必要な全てを賄っています。

下記は動画の要約です。

ジェフとローズの夫妻と5人の子どもたちはカナダ、ノーザンブリティッシュコロンビアの自然豊かな土地で手作りのエコライフを送っています。

オフグリッドなエコライフ

この家に住む以前にもすでにエコライフに挑戦していて、その素晴らしさがとても気に入っていました。そして自分たちの土地でローンに悩まされることなくシンプルな生活を続けるために、このログハウスに住むことにしたのです。

「お金持ちになるのではなく、お金のあまり必要でない生活をしたかったから」とジェフは語っています。

2011年にノーザンブリティッシュコロンビアの森に囲まれた今の場所に土地を買い、ログハウスを建ててオフグリッドライフを始めたのです。

地面を掘削したり、コンクリートの基礎や汚水処理槽を作る必要がなかったので、家を建てるための費用は25,000ドルもしませんでした

オフグリッドなエコライフ

家の中で必要な水は全て雨水を利用しています。

雨水を貯水タンクに貯めて、シャワーや洗い物はもちろん、フィルターで濾過して飲み水にも使います。シャワーの時にはストーブでお湯を沸かして使います。トイレはコンポストトイレにしています。

電気はソーラーパネルでほとんどまかなっています。最初の頃は家のあかりを点けたり、携帯を充電するくらいのことしかできませんでしたが、増設したあとは冷凍庫や洗濯機を動かしても問題ないほどの電力を供給できています。

ミキサーやブレンダーなど便利な家電を動かすこともできます。天気が悪い日や冬の間に備えて発電機もあるので、電力を買う必要がありません。

オフグリッドなエコライフ

他にも広い土地で養蜂をしたり野菜を作ったりして、ほぼ自給自足の生活をしています。タイニーハウスに住んで、お金に縛られた生活から解放されました。光熱費がかからずローンも必要ない生活は、時間の使い方を自由にしてくれました。そしてこの家は自然に囲まれています。

子どもたちは乗馬が好きで、よく馬に乗って出かけています。川で魚を獲ったり山や森を歩き回ったり、自然環境から学べることがたくさんあると夫妻は考えています。

子どもたちはホームスクールで勉強していますが、夫妻は勉強ばかりでなく生活の知恵を身に付けてほしいと考えています。

オフグリッドなエコライフ

森に囲まれたところに住んでいるので、冬の間は雪かきが欠かせません。家の前の道路を通れるようにするために、8キロもの距離を毎日雪かきしなければならないことが、この生活の中で大変なことです。

でも自然の中でお金や時間など色々な忙しさから解放されたこの生活を変えたいとは思いません


 

オフグリッドなエコライフ

-みんなのタイニーハウス
-,

執筆者:

関連記事

シングルマザーのタイニーハウス

「スポンサーを募って家を建てる」タイニーハウスを自作したシングルマザー

ミシェルはタイニーハウスに暮らすシングルマザーです。彼女の人生は不幸な出来事の連続でした。二度の結婚と離婚を経験し、それまでに建てた二軒の家も離婚の過程で失ってしまいました。 Dylan Magast …

森の中のキャビン

「自然とのつながりを大事にしたい」人里離れた森の中のキャビンで暮らす男性

ワシントン州オリンピア。人里離れた森の中です。建材を運ぶのも大変で道中には川もあります。ジェイコブはそんな場所に家を建てました。彼はこれまで複数の家を建てていますが、このキャビンが初めて建てた家です。 …

プロのバイオリニストが暮らす防音のタイニーハウス

アーシャはプロのバイオリニストとして全米を飛び回ってパフォーマンスをしており、ここ10年はスーツケースを持って物置のようなスペースで寝たり、知人の家に泊めてもらったりしていて自分の家と呼べる場所を持っ …

「最初から答えが分かっている必要はない」介護をきっかけにタイニーハウスでの生活に踏み切った親子

サリーナは娘のマディソンと共に、カナダ東部から西海岸のブリティッシュコロンビア州ペンティクトンに引っ越して、タイニーハウスでの新しい生活を始めました。 Living Big In A Tiny Hou …