みんなのタイニーハウス

「誰か他の人のために働いていた8年間」農場の中に建てたタイニーハウスに暮らす男性

投稿日:2018年6月26日 更新日:

エメットはオーストラリア・バイロンベイにあるオーガニック農場の中にタイニーハウスを作って住んでいます。

彼は以前は都市計画に携わっており、住宅地の整備や家のデザインなど、住環境に関する知識を蓄えていました。

そして自分自身の住環境を考えたときに、それまで一般的に考えられてきた選択肢からではなく、もっと自由に自分の住まいや暮らし方を選びたいと思いました。

また、それまでの世代では割と普通のことだとみんなが受け止めていた、何十年も住宅ローンを抱え続けるようなライフスタイルを、彼はしたくありませんでした

そこで彼は、フルタイムの仕事やローンから来るストレスが必要なく、自分の自由を確保できるライフスタイルとして、タイニーハウスという選択肢を選んでみることにしたのです。

タイニーハウスを建てる前に2~3年かけて他のタイニーハウスやナチュラルビルドの建物の建築に携わり、そこから自分のタイニーハウスを作る際の技術や知識などを学びました。

再利用の資材を多く使ったこのタイニーハウスを作る時は、たくさんの友人たちがすすんで手を貸したりアドバイスをしてくれました。

それまで家作りについて学んできたつもりでしたが、いざ始めてみると、もし彼らの助けがなければ途中で行き詰っていたかもしれないと、エメットは言い表せないくらい感謝しています。

色々なところを見て回ったエメットですが、今の場所をとても気に入り、ここに少し長く住もうと決めました。落ち着く先を見つけられたエメットのタイニーハウスは、今ではメインの家の他に離れとしてバスルームが作られています。

ほとんど全面が窓になっている浴室は、いろいろなところで不要になっていた窓を組み合わせてリサイクルしました。周りに誰もおらず、自然に囲まれている環境だからこそ実現できる開放的な浴室をとても気に入っています。

オフィスのデスクで誰か他の人のために働いていた8年間ののち、今エメットはタイニーハウスで自分のためだけに時間を使っています。

収入自体は少なくなりましたが、生活にかかるお金は以前よりもはるかに小さくなっています。これまでの人生の中で一番自由で幸せを感じられています。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン


 

オーガニック農場の中のタイニーハウス

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