みんなのタイニーハウス

「大きな家はたくさんのお金とエネルギーが必要」人生の価値を考え続ける家族のストーリー

投稿日:

ニッキーとジュディは定年を迎えるにあたりタイニーハウスで暮らすという選択をしました。175平方フィートの敷地で、より少ないコスト、より働く量を抑えて生活できるようになりました。ジュディはすでに定年を迎えています。

この家は様々な特徴を備えています。窓の数はなんと17個もあります。自然光をたくさん取り込んでくれるので暗いキャビンにいるような感じはしません。また犬用のエレベーターもあります。一緒に暮らしている年老いたコーギーも安心です。

実用性とデザイン性を兼ねた家になっています。小さいながらも開放感あるデザイン。また収納スペースも豊富です。持ち物は厳選していますが、それでも多くのものがあり収納は重要な要素です。

この家で暮らすための一つの課題は法律でした。移動式の家として登録することができましたが、そのためにはまず生活用水を汚水処理タンクにつなげるようにしなければいけませんでした。

もう一つの課題は湿度。ここは東カナダです。冬になると湿度が高くなって床と壁の間にカビが生えてしまいます。これを解消するために、一日に何度か数分窓を開けておく必要があります。

タイニーハウスで暮らすには自分がどんな人物であるか問うことになります。表面的ではなく深いところで何に価値を置くのか考えます。例えば私たちにとってキッチンは重要です。他のタイニーハウスにはないような大きな冷蔵庫やオーブンもあります。フライドポテトが大好きですから!

大きな家はたくさんのお金とたくさんのエネルギーが必要になります。タイニーハウスは現状特に若い人たちの生活の選択肢のひとつですが、今後もっと広い世代で一般的になるかもしれません。

翻訳協力者:Aki
今回の動画のYouTubeチャンネル→Exploring Alternatives
TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(→パトロン

 

タイニーハウスに住む家族

-みんなのタイニーハウス
-

執筆者:

関連記事

「誰かの意見でなく自分の心の声を聞く」掘り出した石で作ったオフグリッドタイニーハウス

ヴィルソンは故郷クロアチアで、石で作ったタイニーハウスに住んでいます。 20歳を過ぎたころに偶然新聞で見かけた石造りの家が印象に残り、その写真を切り抜いてずっと持ち歩いていましたが、ある時自分の土地に …

タイニーハウスの階段03

タイニーハウスの階段とはしご事情。デザインと実用性が大事!

タイニーハウスを作るにあたって重要になるのが「どうロフト空間を使うか」ということだと思います。そしてその肝になるのが「はしご」と「階段」です。 これらをどうするかによって部屋の雰囲気も大きく変わってき …

「時間は人生の中で最も貴重」DIYオフグリッドハウスで暮らす夫婦

ケイブとジャン夫妻は、オーストラリア・ゴールドコーストでおよそ一か月前にタイニーハウスでの生活をスタートさせたばかりです。 Living Big In A Tiny House 彼らは、3人の子どもた …

「小さくても犠牲や妥協しない」大きめのタイニーハウスで理想の暮らしをする女性

ヘレンは、ニュージーランド・オークランドにあるタイニーハウスで一人暮らしをしています。 彼女はある時突然、それまで住んでいたアパートメントから引っ越さなければならなくなり、当時はまだ普通のサイズの家を …