家をハーフビルドで作っています。
石膏ボードのパテ処理をしたので、その方法を解説していきたいと思います。
この記事を読めば、石膏ボードの隙間やビス穴を埋める手順と道具が分かります。
DIYの人にも参考になる内容です。
目次
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石膏ボードのパテ処理をしないとどうなる?
石膏ボードのつなぎ目のパテ埋めをしないと、クロスが上手く貼れません。
また、地震などで石膏ボードがズレて、そこからクロスの浮きや、漆喰のひび割れにつながる可能性が高まります。
そのため、石膏ボードでクロス貼り・漆喰塗りで壁の施工する際には、パテ処理は必要不可欠です。
石膏ボードのパテ処理の基本
石膏ボードのパテ埋めは3回塗りが基本です。下塗り、中塗り、上塗りを行います。
しかしあくまで基本であり、2回塗りでも平らになればそれでも問題ありません。
逆に3回塗りでも平らになっていなければ更に塗り重ねなければなりません。
3回塗りの場合
- ピンク:下塗り
- ブルー:中塗り
- イエロー:上塗り
少し大げさに書いていますが上記のようなイメージです。
下塗り < 中塗り < 上塗り
と幅を広くし、段差をなだらかにしていきます。
2回塗りの場合
2回塗りの場合は下塗りを厚めにかけます。
柔らかめのヘラを使い、ヘラのしなりでパテを塗ると、パテを塗った部分が押し上げられて盛り気味にパテをかけることができます。
石膏ボードのパテ埋めの手順(工程)と道具
- 石膏ボードビスの処理
- つなぎ目にファイバーテープ貼り
- パテの下塗り
- パテの上塗り
- 確認
石膏ボードビスの処理
パテを塗る前に、石膏ボードビスの頭が埋まっているかを確認しましょう。
頭が出ていると、クロスや漆喰を塗った際に壁が盛り上がってしまいます。
つなぎ目にファイバーテープ貼り
ファイバーテープはひび割れ防止に効果があります。
おすすめは極東産機の5cm幅のファイバーテープです。詳しくは下記の記事で解説していますのでご覧ください。
≫石膏ボードのファイバーテープ、結局どれがいい?【吉野石膏、極東産機のレビュー・評価】
パテの下塗り
下塗り用のパテは、粒が粗めです。
僕が使うのは「GLパテ(吉野石膏)」です。
GLパテを下塗りすると以下のようになります。
乾くと以下のように白くなります。
下塗り用のパテは、乾くと少しやせるため、上塗りが必要になります。
パテの上塗り
丁寧に施工する場合は、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗りをしますが、僕は下塗り・上塗りの2回塗りで施工します。
DIYなどであれば2回塗りでも十分と思います。
僕が使ったのは「タイガーパテ(吉野石膏)」です。
このパテは、下塗り・上塗り兼用のパテです。下塗り用のパテよりも粒子が細かいです。
確認
上塗りが終わったら、手で触ってチェックします。
凹みがあれば、再度塗り足す必要があります。凸があれば、サンダーや紙やすりなどで削る必要があります。
サンダーや紙やすりで削ると粉が大量に出るので、手間が増えます。
慣れている人は削らずとも平らにならすことができるらしいですが、初心者だと難しいので進んで受け入れましょう。
まとめ
以上、石膏ボードのパテ埋めの手順・道具の紹介でした。
パテ埋めとても奥が深いですね。
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