私道負担とは?私道負担のデメリットは?

投稿日:2017年2月6日 更新日:

私道負担とはデメリットは

私道負担とは

売買する土地の一部に私道(個人や法人など、購入者の土地でない土地)が含まれていることを「私道負担」といいます。

私道負担は建築基準法によって「4m以上の道路に2m以上接していなければ建築物を建ててはならない」と定められているため、土地の一部を私道化することで、建物を建築できる状態にしているという側面があります。

私道負担の確認方法

私道負担がある場合、面積で表わされます。

例)
私道負担面積:有 40.00m²

私道負担について知っておくべき知識

私道負担面積は自由に使える土地ではない

私道負担面積は建物を建てたり、車庫を建てたりなど、購入者の自由に使っていい土地ではありません

私道負担面積は容積率や建ぺい率の敷地面積に含まれない

私道負担面積は、容積率や建ぺい率の計算の元となる敷地面積に含まれません。そのため、100㎡の土地で私道負担が20㎡の場合、敷地面積は80㎡で計算することになりますので、その分容積率や建ぺい率も変わってきます。

私道負担の内容は様々

私道負担の内容は位置指定道路やセットバックやそれら以外にも様々な私道負担のケースがあります。購入しようとしている土地がどのような私道負担の内容かをしっかり把握するようにしましょう。

私道負担の土地のデメリット

私道負担の土地のデメリットは、私道負担であることを理解し、内容について知っていれば、特にデメリットとなることはありませんが、上記の私道負担についての知識を理解していないと、「そんなはずではなかった」となる場合があります。

また隣人や所有者とのトラブルになる可能性がありますので、私道負担の物件については必ず内容を確認するようにしましょう。

-カテゴリー: 物件情報

執筆者:

関連記事

地目とは・地目の種類

地目とは?地目の種類は?

地目(という)言葉を聞いたことがありますでしょうか?家を購入したり、購入を検討している人は聞いたことがありませんね。 ここでは地目と地目の種類について説明していきます。 目次1 地目(ちもく)とは2 …

一筆の土地とは

一筆の土地とは?土地の単位は「筆」

不動産について調べていると「一筆」という言葉に出会うことがあります。 登記された土地の一区分のことを「一筆の土地」と呼びます。一筆の土地は土地の最小単位を表します。 一筆は「いっぴつ」と呼びます。「ひ …

物置や車庫は床面積に含まれるか

物置や車庫やカーポートは床面積に含まれますか?

目次1 建築物に該当する場合、床面積に含まれる1.1 建築物の考え方1.2 人が入らない物置は建築物にあたらない2 物置や車庫やカーポートも確認申請が必要?3 建築物を建築する場合には相談するのが吉4 …

準都市計画区域とは

準都市計画区域とは

準都市計画区域とは 都市計画法が適応されるのは原則としては都市計画区域です。 しかし、下記の要素が該当する区域において準都市計画区域を指定することができます。 都市計画法で指定された都市計画区域外の区 …