インターネットで情報収集し、未来的な家を建てるに際してどのような選択肢があるか考えました。そしてアースシップはすべてのものが詰まっていると知りました。雨水を用いて、食料生産をして、暖房と冷房の機能を兼ね備えています。
アリゾナで建築の手伝いをしたのちに、ここカナダのプリンスエドワード島でアースシップの建築を始めました。最初は森林のなかで手ごろな価格の良い土地がないか探しました。けれど様々な環境要因について考慮した結果、ハイウェイのすぐそばに建てることを決めました。
800~900平方フィートの敷地。調理台には多くのリサイクル花崗岩を用いています。壁には、泥、土、わらなどを使用しています。多くのアースシップにあるようなボトルアートも施されています。CDを使ったモザイクも。リサイクル材による建築は純粋に楽しいです。
壁には大量のリサイクルタイヤ。南向きのガラス窓が太陽光を集めてくれます。室内の気温を温かく保つので、最初の年の冬でも最低室温は11度。外気温は低い日でマイナス20度でした。その後改善して冬でも最低室温を16度まで上げることができました。16度もあればストーブを使わなくても何とかなります。
雨水を2つの大きなタンクに最高3,000リットルほど蓄え、家の植物を育てるのに用いています。またフィルターを通して濾過し、体を洗ったり歯を磨くために使用しています。
普通の家、タイニーハウス、アースシップ、どんな家にしろ、何か建築を計画しているのであれば、まず他人の建築の手伝いに行ってください。そこで建築について学ぶこともできるし、自分の計画について相談することもできる。何よりかけがえのない仲間を得ることができます。この家の建築にはガールフレンドや多くの友人に手伝ってもらいました。
もしかしたらより小さくすることがより良いデザインかもしれません。大きいことが良いこととは限りません。もし次このようなアースシップを作る機会を得たらもっと小さいものを建てるでしょう。