みんなのタイニーハウス

「小さくすることがより良いデザインかもしれません」オフグリッドの建物で暮らす男性

投稿日:2017年6月2日 更新日:

ジョーダンは大学で建設技術について学び、関心のある持続可能な生活ができる家について専念しようと考えました。

インターネットで情報収集し、未来的な家を建てるに際してどのような選択肢があるか考えました。そしてアースシップはすべてのものが詰まっていると知りました。雨水を用いて、食料生産をして、暖房と冷房の機能を兼ね備えています。

アリゾナで建築の手伝いをしたのちに、ここカナダのプリンスエドワード島でアースシップの建築を始めました。最初は森林のなかで手ごろな価格の良い土地がないか探しました。けれど様々な環境要因について考慮した結果、ハイウェイのすぐそばに建てることを決めました。

800~900平方フィートの敷地。調理台には多くのリサイクル花崗岩を用いています。壁には、泥、土、わらなどを使用しています。多くのアースシップにあるようなボトルアートも施されています。CDを使ったモザイクも。リサイクル材による建築は純粋に楽しいです。

壁には大量のリサイクルタイヤ。南向きのガラス窓が太陽光を集めてくれます。室内の気温を温かく保つので、最初の年の冬でも最低室温は11度。外気温は低い日でマイナス20度でした。その後改善して冬でも最低室温を16度まで上げることができました。16度もあればストーブを使わなくても何とかなります。

雨水を2つの大きなタンクに最高3,000リットルほど蓄え、家の植物を育てるのに用いています。またフィルターを通して濾過し、体を洗ったり歯を磨くために使用しています。

普通の家、タイニーハウス、アースシップ、どんな家にしろ、何か建築を計画しているのであれば、まず他人の建築の手伝いに行ってください。そこで建築について学ぶこともできるし、自分の計画について相談することもできる。何よりかけがえのない仲間を得ることができます。この家の建築にはガールフレンドや多くの友人に手伝ってもらいました。

もしかしたらより小さくすることがより良いデザインかもしれません。大きいことが良いこととは限りません。もし次このようなアースシップを作る機会を得たらもっと小さいものを建てるでしょう。

翻訳協力者:Aki
今回の動画のYouTubeチャンネル→Exploring Alternatives
TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(→パトロン

 

オフグリッドのタイニーハウス

-みんなのタイニーハウス
-,

執筆者:

関連記事

タイニーハウス

「ドキュメンタリーを作る」45,000kmタイニーハウスで旅するカップル

アレクシスとクリスチャンはThe Tiny House Expedition(タイニーハウスの探検旅行、探検隊)というタイニーハウスに住んでいます。これはタイニーハウスの名前というだけでなく、二人が制 …

TAKUTAKUの提案したい暮らし

「タイニーハウスとは?」でお話したように、TAKUTAKUではタイニーハウスを「人生や暮らしにこだわったからこその選択」だと思っています。 そこで、TAKUTAKUではその「こだわり」が読者により伝わ …

「経済的な余裕、生活の自由度が叶えられる」ラグジュアリーなタイニーハウスで暮らすカップル

スペンサーとベラ夫妻と娘のエッシャーがカリフォルニア・サンタクルーズに自分たちのタイニーハウスを建てて、2年半ほどになります。 彼らのタイニーハウスは、娘の名前をとってエッシャーと名付けられています。 …

オフグリッドのタイニーハウス

「自然が食べ物を供給してくれる」オフグリッドタイニーハウスを約130万円で建て、パーマカルチャーの農場を営む夫婦

家族が一体となって住んでいる場所の手入れをしていくという点で、タイニーハウスとパーマカルチャーはしばしばセットで語られることがあります。 Living Big In A Tiny House マーレイ …