暮らし方

家の本当の姿。

投稿日:2017年5月31日 更新日:

先日、静岡で小さな家の設計士をしている黒田さんとお話をしました。

今回は、黒田さんのブログを見ていて、とても心揺さぶられる記事があったのでご紹介したいと思います。

引用:小さく始める小さな家 -黒田設計建築事務所

20年前にインドを周っているときに撮った一枚です。

インド

「学校」だと思います。子どもたちを見ると小学校のようです。
学校といっても、柱や壁や屋根はありません。
建物ではありません。

では建物がなければ「学校」ではないのでしょうか。

勉強したい子どもたちがいて、それに応えたい大人たちが向き合っています。

その「構造」が存在しているだけで、紛れもない学校が成立しています。
狭い意味での、物理的な建築の構造は存在していませんが、この「構造」がこの「学校」を支えています。
学校というだけでなく、建築の原点、建築が生まれる瞬間を見たような気がして感動したのを覚えています。

この文章を読んだ時に、心のもやもやがスーッと通るような気持ちになりました。

「部屋がいくつもあって、テレビがあって、ソファーがあって、窓があってベランダがあって…」というのが家ではではないんです。それはあくまで物質的な部分。

言葉では言い表しにくいのですが、家で大切なことは、その家の「空気」とか「温度」とかそういうものなのではないでしょうか?

目で見えない、「キモチ」の部分。どういうキモチを持ってその家をつくったのか、建てたのか。そのキモチがにじみ出てくるような家が、本当の家なのだと思います。

そして大切なものは、人によって変わるんだと思んだと思います。

物質にとらわれずに考えてみると、家の本当の姿が見えてくるのかもしれません。

家の本当の姿

-暮らし方

執筆者:

関連記事

木漏れ日

人生を豊かにする19の言葉 – シンプルに生きよう

みなさん毎日疲れていませんか?週末には疲れて何もできないなんてことはありませんか?今回は、そんなモヤモヤした気持ちが晴れるような、「人生を豊かにする言葉」を紹介します。 目次1 人生を豊かにする言葉1 …

パーマカルチャー農場を営む男性

「消費主義の空気は周りへと伝染していく」金融業界を辞め、農場を営む男性

アンドリューは以前の生活で何かが欠けているような虚しい気持ちを抱えていました。大きな都市に住んでいた時、自然に触れるためにはそこから遠く離れなければいけませんでした。 Happen Films 彼は今 …

持続可能のエコビレッジ

「いつか資源が足りなくなる時が来る」再利用の材料でつくった持続可能なエコビレッジ

クリスが主催するNGOは、スペイン・イビサ島でCasita Verde(カシータベルデ)というパーマカルチャーやエコロジーを実践する施設を運営しています。 Dylan Magaster 幼いころからゴ …

断捨離-洋服・本

1時間でできる洋服と本の断捨離 !初心者におすすめ

こんにちは。TAKUTAKU編集部ふずです。最近、断捨離を実践したので、そのきっかけと結果と考えを紹介させて頂きます。 目次1 断捨離(だんしゃり)とは2 断捨離を始めようと思ったきっかけ3 断捨離の …