持続可能な生き方のためにベンジャミンとイングリッドはこのガラスドームをノルウェーの北極圏にある島に34万ポンドかけて建てました。
この家の建築を始めたのが2012年。ここに引っ越すまでに1年半かかりました。360枚のガラスパネルでこの家はできています。7.5メーターの高さ。直径15メートルです。多くの光を集めてくれるので暖房にかかるエネルギーが少なくて済みます。
ここで自分たちの食べ物を育てたり近くの自然から採集してきます。私たちはあまり多くのものを買いません。水が循環するシステムを作り、無駄遣いしないようにしています。
自然のもので出来た家が欲しかったのです。空気を汚さず有機的な形をした家は住んでいて心地よいです。砂と泥とわらを混ぜたものや、材木で家をつくっています。
ふたりともこの島で育ち、4人の子どもたちもそれに続きます。上の3人の子どもはこの家を建てる手伝いをしてくれました。壁と自分たちの部屋をつくりました。この家を気に入っていて、ここで暮らしたいと言ってくれています。建てるのは大変でしたがその価値がありました。
自分たちの作り上げたものを見ると、深い感謝と喜びの気持ちになります。
この家を見たときは、「デザイン重視」の家かと思ったのですが、全く違っていました。
北極の極寒の地で、暖房を抑えて生活できるというだけでなく、自家栽培や水の循環する仕組みを取り入れたりと、環境のことを第一に考えている家でした。
4人の子供と一緒に、子どもたちがのびのびと生活できる家、とても憧れます。