バン

「どこか満たされない気持ちを抱えていた」弁護士と教師の二人が仕事を辞めて始めたバンライフ

投稿日:2018年11月14日 更新日:

ボルダーとパイは大学時代からの親友で、以前から一緒に共通の趣味を楽しんだり、大学や仕事の合間にアメリカやヨーロッパなど色々なところを旅したりしてきました。

二人は別々のところでそれぞれ違う仕事に就いていましたが、今は二人ともそれまでの仕事を辞め、バンの中で暮らしながらフルタイムでロードトリップをしています。

彼らの旅は途中で一時的に仕事をしたりなどの小休止はありましたが、トータルで5年にもなり、カナダやアメリカ中をバンで回ってきました。この先は南米や、反対にアラスカやロシアにも行ってみたいと考えています。

実際にバンを購入して旅に誘ったのはボルダーでした。彼は音楽を勉強し、ボストンで音楽の教師をしていましたが、日々の生活の中で自分が本当に全力で夢中になって追い求める何かに出会っていないと感じていました。

それが何なのか具体的にはっきりと分かっていたわけではありませんでしたが、外の世界を見てみようという自分の内心に聞こえてくる声に従ってみようと考え、それまでの生活を一変させることにしました。

パイも、弁護士としての生活は経済的にもうまく行っており、社会の一員としてごく一般的に理想とされる生活を送っていましたが、どこかで満たされない気持ちを抱えていました。

違った世界を見てみたいと思ってはいましたが、その方法が自身でははっきりと分からず、旅に出るにしてもそのきっかけが掴めずにいたその時に、ボルダーがバンに乗ってフロリダまでやって来たのです。そしてパイも仕事を辞めて一緒にバンを改装し、ロードトリップに行くことにしました。

旅のスケジュールや、それに合わせたバンの内装をデザインするのに二週間ほど費やし、その後実際の改装作業に一カ月半ほどかけて準備を整えました。

二人の趣味である音楽の機材やそれを動かす電源などにややお金がかかりましたが、全部で3,000ドルほどでキッチンやベッドなど生活に必要なものを整えることができました。

友人同士の旅の中で、喧嘩になることはほとんどないと言います。何か問題が起こったりお互いに違和感を持つことはあっても、二人とも自分とは違った角度のものの捉え方が存在することをきちんと理解しています。

お互いに自分の価値観だけを押し付けることをせずに、相手に共感してみようとする考え方の持ち主なので、二人の旅はとても穏やかに過ぎていっています。

このバンの中からは豊かな自然をすぐそばに感じられ、今までの生活とは全く違った新鮮な空気を感じることができます。都市での生活は自分が機械の一部になったようで、ただゴミを生みだしているような感覚でした。

今は自分が地球に生きる生物の一員なのだと実感することができています。外の世界に出てみると、身の回りのあらゆるところに発見があり、毎日新しいことに出会います。

次に何が起こるか予想もつきませんが、それがきっと素晴らしいものだと分かっています。

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TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(→パトロン

 

-バン
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