バン

「自分たちのしていることに自信を持っている」バンで旅しながら暮らすカップル

投稿日:2018年8月19日 更新日:

トニーとフランシーのカップルはバンに乗って長い旅をする生活を送っています。二人はこれまで日本、フィリピン、アメリカを旅しました。

トニーは以前はアマゾンで働いていました。彼は6年ほど働いた時、働き方や将来についてなど自分の人生を考え直すポイントに来たと感じました。

フランシーは日系の会社で働いていました。そこでの仕事は好きでしたが、やはり自分の生活に100%の満足を感じることができずにいました。そこでそれまでの生活を大きく変えようと決断したのです。

ですが、最初のころトニーはライフスタイルを大きく変えることにあまり乗り気ではありませんでした。一般的に人々は将来の事について、家を建てたり家族を持ったりすることを想像します。生活を変えるということは、そのような、いわゆる普通の事から離れてしまうということだからです。

フランシーがトニーに提案したのは、世界中を旅して回ろうということでした。そして二人で話をしていくうちに、トニーもそのプランを自分たちの手で実行できるのではないかという自信を持ち始め、やってみようと思うようになりました。

最終的に決断するまでおよそ2年かかりました。今は、たとえ他の人たちが彼らのしていることを愚かだと言ったとしても、二人には自分たちのしていることに自信を持っています。

二人が乗っているバンは中古で買い、外側の塗装の色や運転席の座席まで全て自分たちの好みのものに取り換えました。もともと黄色だった車体を淡いブルーに塗り替えるのには3カ月近くもかかりました。中にはキッチンを作り、温水も使えるようになっています。

他にもソーラパネルや蓄電池など電気関係の配線や、床や壁に木材を貼って収納を取り付けたりなど、自分たちのデザインした通りの車にするために業者に頼むことはせずに全て自分たちで改装をしました。

二人はそれまで大工仕事やその他工事や工作などの経験がなかったので、バンを改装する作業は間違いの連続でもありました。でもそれこそが、誰かに頼むのではなく二人が自分たちの手で作業をしたかった理由でもありました。

ネジの1本まですべて自分の手で取りつけていく事で自分たちの新しい生活を一から作り上げた実感があるからこそ、それは誰にも邪魔することのできないものであると感じることができるのです。

人はみな、今を生きなければなりません。今生きていることを大事にして、夢を追ったりそのために何かを変えてみたり、チャレンジをしてみてはどうでしょうか。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Dylan Magaster
TAKUTAKUはDylan Magasterのパトロンです。(→パトロン


 

ワーゲンバン

-バン

執筆者:

関連記事

アパートからバン生活へ

「普通である必要はない」アパートからバン生活へと切り替えたダイバー

マット・サンダは商業ダイバー。西シアトルで暮らしていたころはアパートに月2,600ドル支払っていました。お金を節約する方法を考えてこのバンを買うことに。費用を一気に削減することができました。 Dyla …

バン生活で大変なことは?バン生活5週間目カップルの経験談

バンでの生活をはじめて5週間のカップルのエピソードです。バンでの生活を始めたばかりの方の話を聞く機会はあまりないと思いますので、とても参考になります。 タイニーハウス生活の良い面だけでなく、大変な部分 …

バンで生活する男性のストーリー

「失敗や計算違いを受け入れることが必要」バンで生活する男性のストーリー

バンでの暮らしのいい点だけでなく、大変な点も触れている点がとても参考になるストーリーです。 アメリカのコロラド州にて車の中で寝泊まりする生活をしているマイケル。もともと車で旅行するのが好きだった彼は、 …

映像制作しながらバンで生活する

「大事なのは映画を撮ること。屋根があれば十分」バンをスタジオ兼住居として生活する男性

バンをスタジオとして使いながら生活するドキュメンタリー映像作家のリヴァイ。 Dylan Magaster 子どもの頃から父親に連れられて車で出かけていたリヴァイにとって、車で冒険に出ることは夢でした。 …