マットとアマンダは、以前はサンフランシスコに住んでいました。素晴らしいところで、良い友人もいました。しかし、サンフランシスコの生活費は高すぎました。
サンフランシスコで快適な生活を送りたいと思ったら、休みなしで一生働き続けなければなりません。実際そのようにしている人たちも知っていますが、それは幸せな生活には見えませんでした。
二人は、自分たちの生活の規模を小さくし、もう少し仕事の時間を減らして、自分たちの生活を楽しめる方法を見つけられないかを話し合いました。
そんな中、1964年製の古いRVをインターネットで見つけ、そのクラシックな外見と手ごろな価格をとても気に入り、購入してそこで暮らしながら旅をして回る生活を始めたのです。
買ってから車の中で生活できるように必要なパーツを取り付けたりインテリアを改装したりするのは、全てDIYで行いました。
旅を始めてからも、車内の限られたスペースでの生活が出来ていくのに合わせて家具などの置き方を調整していって、自分たちの生活スタイルを作りました。
アマンダがこの生活を始めるにあたって一番勇気が必要だった事の一つは、それまでの仕事を辞める事でした。
彼女はYouTubeで働いていました。多くの人が入りたいと憧れる会社ですし、とても素晴らしいところでしたが、彼女は自分には合わない場所だと思っていました。
そこで特別優れた何かを成し遂げることはできなかったし、クリエイティブな仕事をするために自分を追い込むこともできませんでした。
会社を辞める事はとても怖かったけれど、今は前よりもずっと幸せだと感じています。この恐怖感は誰でも持つものだし、それは自分が変化することをやめさせようとします。この気持ちと戦うことが必要です。
恐怖や不安と戦いながらも新しい生活を始めるためには、あなたは粘り強くいることが必要です。
タイニーハウスでの生活を始めてからお金を貯めて仕事を辞めることもできるし、又は彼らのような生活をしながら同時に仕事を続けることも可能でしょう。
あるいは仕事のスタイルを変えて、旅をしながら単発的に時々仕事をするということもできるでしょう。
どのスタイルが自分に一番合っているか、よく見極める事が必要です。
そして大切なことは、チャレンジすることについて自分の気持ちを常にオープンにしていること、わくわくした気持ちを持ち続けることです。
あなたがどんなに適応力がある人でも、必ず難しい試練だと感じることが出てくるでしょう。RVでの生活は簡単なものではありません。
でも、その試練だと感じたことを乗り越えた先に得られる経験や気持ちは、本当に素晴らしいものです。