みんなのタイニーハウス

「友人の土地に停めて3年間貯金できた」タイニーハウスで人生の幅を広げたカップル

投稿日:2018年6月1日 更新日:

パットとメルは結婚してから何度も引っ越しをしましたが、ずっと賃貸の家ばかりでその家賃を払い続けるのはお金がもったいないと思っていました。

そんな時に、インターネットでタイニーハウスやすでにタイニーハウスに住んでいる人たちについて知り、自分たちも作ることにしました。

タイニーハウスという、小さなスペースの中で必要なものだけを身の回りに置くというシンプルなライフスタイルのコンセプトにも共感し、友人たちに手伝ってもらって自分たちのタイニーハウスを作りました

友人たちはとても協力的で、その中で土地を所有している人がタイニーハウスを置くスペースも提供してくれました。

電気はソーラーパネルや発電機で発電し、料理や温水のためにはプロパンガスを使い、雨水を再利用して完全にオフグリッドの生活で3年間過ごしてきました。

小ぢんまりしたタイニーハウスですが、特別なデコレーションやインテリアなどがなくてもくつろいだ気分になれる自分たちの家という空間をとても気に入っていました。

もちろん良いことばかりではなく、慣れるまで大変だったこともいくつかありました

メルはゲストを家に招待してもてなすことが好きですが、今のタイニーハウスや友人の土地を借りているので、それは少し難しくなってしまいました。また、タイニーハウスでの最初の冬では水回りの備えが十分でなく、パイプが凍ってしまってほぼまる1週間水が使えなくなったりしました。

これまで友人の土地にタイニーハウスを停めさせてもらって、3年間貯金をすることができました

今、二人はこのタイニーハウスを売って、他に家を買おうと計画しています。

土地を買って、そこにタイニーハウスを置くことができれば良いのですが、二人の住むオンタリオでは、土地付きの家を買うよりも、何もない土地の値段がずっと高いのです。

この決断をするまで何度もよく考えました。

二人はこのタイニーハウスでの生活に満足していましたし、すでにこのタイニーハウスという家を持っている状態で新しい家を買おうとするのは、後戻りするような気がしたからです。

しかし、このタイニーハウスでは必要なものは全て揃っていますが、ただ一つタイニーハウスを置く土地が欠けています。

土地のみを買おうとするとこれからかなり長い時間がかかりそうだということが分かったので、二人にとって難しい決断ではありましたが、まず土地付きの家を買おうと決めました。

これから広い土地を買うことができるようになれば、そこにまた新しいタイニーハウスを建てられるようになるだろうと考えています。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Exploring Alternatives
TAKUTAKUはExploring Alternativesのパトロンです。(→パトロン


 

DIYタイニーハウス

-みんなのタイニーハウス
-, ,

執筆者:

関連記事

プロのバイオリニストが暮らす防音のタイニーハウス

アーシャはプロのバイオリニストとして全米を飛び回ってパフォーマンスをしており、ここ10年はスーツケースを持って物置のようなスペースで寝たり、知人の家に泊めてもらったりしていて自分の家と呼べる場所を持っ …

「鬱から抜け出すキッカケになった」元オリンピック選手の住む約250万円のDIYタイニーハウス

クリスとイブのカップルは、ニュージーランド・ラグランの自然豊かな美しい土地でタイニーハウスに住んでいます。 二人はそれまで住んでいた市街地の家から引っ越さなければならなくなったことをきっかけに、次に新 …

TAKUTAKUの提案したい暮らし

「タイニーハウスとは?」でお話したように、TAKUTAKUではタイニーハウスを「人生や暮らしにこだわったからこその選択」だと思っています。 そこで、TAKUTAKUではその「こだわり」が読者により伝わ …

持続可能なタイニーハウス

「自由に動き回ることができる」細部までカスタムされたタイニーハウス

Living Big In A Tiny House ライアンの暮らすタイニーハウスはサイズが28.5フィートと少し大きめ。前方部分はV字になっていて風を防ぎます。1kwの大きなソーラーパネルを外に置 …