みんなのタイニーハウス

光熱費が要らないオフグリッドタイニーハウス

投稿日:2018年5月29日 更新日:

多くの人が都会での仕事を辞め、景色のきれいな田舎でオフグリッドの生活をしたいと夢見ています。ポールとアネットはまさにそんな夢を実現しました。

彼らは、以前はシドニーでアパートメントに住んでいました。その時からずっと再生可能なエネルギーの活用に興味を持っていて、アパートメントのバルコニーにソーラーパネルを取り付けてみたりしていました。

自然の中での生活に憧れていた二人は、オフグリッドの生活やタイニーハウスのコンセプトを知り、これが自分たちの本当にやりたいことだと感じました。

そしてバイロンベイに引っ越してタイニーハウスでの生活を始めました。

二人がタイニーハウスを置いている場所は、友人に手伝ってもらって見つけることができました。もともとバイロンベイに住んでいた友人が、二人のタイニーハウスの事を知って停めさせてくれる場所がないか、バイロンベイの色々な人に聞いてくれたのです。

二人の家では、太陽熱を利用して水を温め、ソーラーパネルで発電をしていますが、その他に一般的なタイニーハウスではなかなか見られない設備を備えています。食べ物の残りや庭の雑草などをバクテリアが分解する時に発生するバイオガスをキッチンで使っているのです。

その他に雨水をタンクに貯めて、シャワーや洗濯、飲み水にも再利用しています。10,000リットルの水を貯めておける大きなタンクですが、オーストラリアでは特に春に干ばつが起きます。

1か月全く雨が降らないこともありますが、次の春にこの貯水システムがどうなるか、興味深く見守っています。

今のところ、生活に必要な水や電気、ガスなどは全てオフグリッドで不自由なく賄えています

彼らがこのタイニーハウスに住み始めてから3週間ほどなので、この再生エネルギーのタイニーハウスがどんな風に発展していくか、またどのような問題が起きていくのかはまだ少し先の事になるでしょう。

二人は、これからしばらくはやっと完成したこのタイニーハウスでの生活を楽しみたいと考えています。バイロンベイの美しい自然に囲まれた土地と再生可能な天然のエネルギーを使った完全にオフグリッドの家で、毎月のローンや光熱費から解放された生活を始めることが出来たのです。

彼らはどちらも建築に関する知識をもともと持っていたわけではなく、大工仕事の経験もないところからDIYで自分たちのタイニーハウスを作りました。なので、二人に出来た事は他の誰にも同じように可能であると考えています。

多くの時間や労力を使うことが必要ですし、よくリサーチして長期間モチベーションを保っていなくてはなりません。

でも、タイニーハウスが完成して自分の手で全てを作り上げたものを見たとき、かかった時間や労力が全て報われたと感じることができるでしょう。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン


 

[madori]

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