みんなのタイニーハウス

「小さくても犠牲や妥協しない」大きめのタイニーハウスで理想の暮らしをする女性

投稿日:

ヘレンは、ニュージーランド・オークランドにあるタイニーハウスで一人暮らしをしています。

彼女はある時突然、それまで住んでいたアパートメントから引っ越さなければならなくなり、当時はまだ普通のサイズの家を買えるようなお金もありませんでした。

そんな時、ヘレンの父がタイニーハウスについてのYouTube動画を紹介してくれて、「これこそ今の自分が必要としているものだ」と思いました。

タイニーハウスなら次に住むところが見つかりそうだという理由だけではなく、身の回りのものを少なくしてシンプルに暮らすというライフスタイルにも心を惹かれました。

現代社会では人々は次々に物を手に入れたがります。

ヘレンも自分が消費ばかりの生活をしているという自覚がありました。

物の少ない丁寧な暮らしと、生活の柔軟性や自由度は魅力に感じました。

ヘレンは、次に再び新たな家を見つけるつもりはなく、ずっと住める場所を作りたかったので、平均的なタイニーハウスのサイズよりも少し大きな家を建てました。

広めの家に加えて、家と同じくらいの面積のウッドデッキもついています。

この家は、ヘレンの両親の所有する広い土地に置かせてもらっており、電気や水道も使えます。

彼女が10代のほとんどを過ごした思い出の場所でもある土地で、家族の近くにいながら独立した生活をすることができています。

インテリアも、仮住まいではなく普通の家という感じを出したかったので、簡易式の家具などは置かずに、リビングにはカスタムメイドの大きなカウチを置きました。

カウチの中に収納をつけたので、収納スペースも十分に確保できました。

ロフトも二か所あり、ベッドルームと、もう一つはテレビを観たり本を読んだりする趣味のスペースとして使っています。

また、オーブンや食洗器を備えたキッチンは、彼女が以前住んでいたアパートメントよりも広くなっています。

更に、フルサイズのシャワースペースや洗濯機置き場もあり、この家で暮らしていて、収納も生活スペースも足りないと思ったことはまだありません。

ヘレンがこの家で暮らし始めて3ヶ月ほどになります。

この家を準備するのに、家具や家電まで全て含めて14万ニュージーランドドル(約1060万円)ほどかかりました。

一般的なタイニーハウスと比べると、高く見えるかもしれませんが、ヘレンの家は、彼女がこの先長く住むつもりで建てたものです。

家が小さいからといって何かを犠牲にしたり妥協したりすることなく、自分の好きなものだけに囲まれて、心から寛げる家です。

いわゆる普通のサイズの家では、同じ金額でこのような暮らしは実現できなかったでしょう。

ヘレンの理想が全て叶えられた夢の家なのです。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

-みんなのタイニーハウス

執筆者:

関連記事

タイニーハウスでローンから解放

「自分の行動が周りの人や環境にどんな影響を与えるのか考える」タイニーハウスで無駄ゼロの暮らしをする

タイニーハウスに興味を持つ人の多くは、環境に優しい家づくりというコンセプトに魅力を感じていたり、自分も地球環境のために何か良いことをしたいという気持ちを持っています。 Living Big In A …

持続可能なタイニーハウス

「自由に動き回ることができる」細部までカスタムされたタイニーハウス

Living Big In A Tiny House ライアンの暮らすタイニーハウスはサイズが28.5フィートと少し大きめ。前方部分はV字になっていて風を防ぎます。1kwの大きなソーラーパネルを外に置 …

「小さな子ども安全に配慮した」ポップアップ式の屋根のDIYタイニーハウス

オーストラリア・バイロンベイにあるベンとナット夫妻のタイニーハウスは、つい最近完成したばかりです。 Living Big In A Tiny House このタイニーハウスが他と違っている一番のポイン …

元消防車のタイニーハウスで暮らすプロスノーボーダー

「小さな行動が大きな変化になる」元消防車のタイニーハウスで暮らすプロスノーボーダー

オースティン・スミスはプロのスノーボーダー。消防車をタイニーハウスに改修してバチェラー山で暮らしています。 Dylan Magaster 個性的すぎるし、注目をひきすぎる。なにもかもがオーバーだけれど …