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「穏やかで心落ち着く場所で過ごす」バンで生活しながらリモートワークする元教師・映像関係のカップル

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バンに住んでいる人たちをイメージすると、少しの間のお試しの生活をしている人が多いように見えます。1、2年バンに住んだ後は元の家に戻り、普通の生活をするのです。それもまた良いでしょう。

しかしアルマンドとメルの場合は違います。彼らは今のところは再び定住するとは考えていませんし、今の生活をとても楽しんでいます。

二人は大の旅好きで、旅に出たいといつも考えていました。そして、家であり移動できる車であり、更にオフィスにもなるような場所を見つけられないだろうかと考えていました。その中で、バンで暮らすというコンセプトは最も実用的に見えました。

彼らは1995年製のフォルクスワーゲンのバンに乗っています。冷蔵庫やキッチン、ベッドなどはオーダーメードではなく既製品を使っているので二人が生活するにはややスペースが狭いですが、小さい車だからこそ色々なところに制約なく停めることができるのです。

バン生活を始める前、メルはチェコで教師として働き、他にフリーランスのライターをしていました。アルマンドはブルガリアで映像関係の仕事をしていました。

旅を始めた時、フルタイムでフリーランスとして働くために、二人は普通の仕事をしていた時よりも更にハードに働かなければなりませんでした。

そしてその為には、仕事に対するやる気や興味を持ち続け、強い情熱も更に必要でした。仕事はオンラインで探しましたが、6年前に旅に出た当時はまだデジタルノマドやオンラインでするリモートワークなどはそんなに一般に広まっていなかったので、今よりもずっと大変でした。

今ではオンラインでの仕事はずいぶん増えましたし、二人はポータブルWi-Fiを持ち、旅した先の国でSIMカードも買うので世界中どこでも仕事ができます

二人にとって、仕事と旅のバランスをどのように折り合いをつけるかということが一番の問題でした。気が付いたら3日間バンの中でずっと仕事をしていて1度も外を見ていないということもありました。

仕事を忘れないようにと気を付けるあまり、旅を楽しむ余裕のない時もありました。更に問題は、悪天候の時でした。雨や寒さについてではありません。外に出られずに数日バンの中で過ごしたり運転したりして、そんな時はイライラしたり落ち込んだりして仕事に集中することが難しくなるのです。

ただ、6年ものバン生活ののち、それはもう大きな問題にならなくなりました。様々な経験を積み、生活はよりシンプルになりました。

ヨーロッパやカナダ、モロッコ、イスタンブールはほとんど旅して回りました。ゆっくりとした旅が好きなので、一つの国につき3カ月以上はかけています。時間をかけることで、その土地の文化や人々をよく知ることができ、たくさんの発見があるからです。

彼らは並外れた冒険生活をしているわけではありません。ただ穏やかで心落ち着く場所で過ごす自分たちの生活を楽しみたいと考えているのです。

これまで素晴らしい場所を訪れてきたということだけでなく、彼らの経験に深みや意味を与えてくれるたくさんの人々と出会えたことが本当に幸運だったと考えています。

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リモートワークで働くカップル

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