バス

「自然との繋がりを感じる」約22万円で改装したオフグリッドのバスで生活する男性

投稿日:

パープルは古いバスを改装したタイニーハウスに住んで、もう10年ほどになります。

このバスは、以前は友人が所有していたものでした。

その友人は、やはりタイニーハウスを作りたいという目的でバスを買い、パープルはその友人の改装作業を手伝ったりしていましたが、友人は色々と忙しくなり最後まで実行することができなくなってしまいました。

そして、改装する知識や技術を持っていて時間もあり、更にちょうどその時住む家のなかったパープルに改装を頼んで、そして時々借りに行くよと言ってそのまま譲ってくれたのです。

かかった費用はわずか2,000ドルほどでした。

このバスで、彼は電線を引かないオフグリッドの生活をしています。必要な電気はソーラーパネルで発電しており、太陽熱を利用して様々な生活の便利グッズを自作したりもしています。

彼は捨てられていたものから、ハーブを乾燥させる機械やアロマを焚くことのできるマシンまで作ってしまいました。

パープルはプロのミュージシャン兼音響エンジニアをしていますが、必要な機材のあるところへ出かけて行ってそこで仕事ができるので、身の回りにはたくさんの大きな機械類を置かずに済んでいます。

彼が自分の名前にしているように、好きな紫色で統一された室内はそんなに広いスペースはありませんが、生活に必要なものがコンパクトに揃っています。

このバスでの生活は、外の自然との繋がりを強く感じさせてくれます。

室内にいてドアを閉めていても、普通の家に住んでいるのと違ってバスの中からは外の変化がよくわかります。

シャワーやトイレなどを外に作っており、その他果物や野菜を育てているので必然的に外に出る時間も多くなり、自分のまわりにある自然の小さな部分まで気が付くことができるようになります。

以前、普通の家に住んでいた時はこうではありませんでした。部屋の中にいると外の天気のことなど気にしないまま時間が過ぎていきました。

彼は常に小さなスペースでのミニマルなライフスタイルを好んできました。

小さな家やキャンピングカーなどのタイニーハウスの選択肢の中で、このバスに行きつきました。

現在、バスでの生活を軌道に乗せる所まではできていて、あとはこのバスのタイニーハウスを合法的に認めてもらうための作業を残しているだけですが、それもだいぶ進んでいます。

その他はこのバスでの生活には何の不満もない満ち足りた生活だと感じています。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

-バス
-,

執筆者:

関連記事

スクールバスで生活する家族

「幼い息子の成長を常に見守ることができる」スクールバスで生活する家族

家族を持ち、家庭を築いたからといって、その事が旅に出たいとあなたの夢を邪魔するものではありません。コロラドに、素晴らしい冒険の日々を実現させたある若い家族を訪ねました。 Living Big In A …

オフグリッドスクールバスに暮らす家族

「一から学びながら作る」3万ドルで改修したオフグリッドのスクールバスに暮らす家族

スクールバスを改修してオフグリッドの生活をするルークとレイチェルのカップル。ひとりの娘がいます。いま暮らしているのはアメリカ・ノースカロライナ州です。 Living Big In A Tiny Hou …

スクールバスを改修して生活する男性

スクールバスを改修して、「家」兼「Airbnb」として暮らす男性のストーリー

ニューヨークでバスで暮らしながらノマド生活をするダニエル。プロダクションアシスタントとして働きながら、彼の兄弟と、それに3人の同居者とバスで暮らしています。 Dylan Magaster 17歳のころ …

スクールバスライフ

「息子の人格形成に必ず役に立つ」フォトグラファーをしながらスクールバスで暮らす家族

旅をして冒険しながらの生活に憧れる人はいるでしょうが、その旅を続けている間のお金はどうなっているのか、多くの人が疑問に思っていることでしょう。 今回ご紹介するのは、ただタイニーハウスで家ごと移動して暮 …