12年ほど前にソーラーパネルを載せたゴルフカートを作りました。それが実に素晴らしかったのでいつの日かもっと大きいサイズの車でこれを実現できないかと夢見ていました。
ディーゼルの価格は4,5千ドルほど。古くてエンジンの調子も良くありませんでした。アルミを切り出してドリルで穴を開け、車の屋根にソーラーパネルを取り付けました。
車に直接電力を供給できるこのシステムは素晴らしいです。充電用のステーションに立ち寄ることなく、車を停めておくだけで太陽光を集めて自然と充電できます。都会から離れて自然の中を探索してその中で過ごすのに適しています。自然を堪能できるのです。
ソーラーパネルを持ち上げています。このように傾けることで効率的に太陽光を集めることができます。持ち上げてできたスペースに上がってそこで家族4人寝そべることができます。音楽を聴いたりコーヒーを飲んだり快適に過ごせます。
それぞれのソーラーパネルは32ボルトの発電ですがこれでは合計しても120ボルトほどにしかなりません。144ボルトバッテリーに充電するには少なくとも200ボルトが必要です。
ハンドメイドのソーラーパネルでは発電しても電力のロスが10%ほど生じます。ソーラーパネルについているコントローラーを操作してそれぞれ55ボルトまで発電させることで、合計約200ボルトを達成してます。
ダッシュボードに各バッテリーの充電量が表示されています。10ボルトを下回るバッテリーがあったら車をとめて充電しなければなりません。1日最高40~50マイルの距離を走ることができます。
オフグリッドの生活をしている人たちのことをインターネットで調べてわかったのは、バッテリーに問題があったケースのほとんどが接続不良だったことです。彼らの教訓から接続に不備がないか丁寧にチェックしています。
従来型のプラグで充電するシステムも備えています。太陽光を十分に得られないときや、風が強くてソーラーパネルを持ち上げられないときに役立ちます。
車内のキッチンにはIHコンロがあります。これくらいのサイズであれば車を停めてソーラーパネルを立てておけばほとんど気にならない電力消費です。冷蔵庫も小さなものを置いています。
スローダウンすることを覚えてください。
こんな生活をしていると、必要なものすべてが自分とともにあります。急ぐ必要はありません。これは自然を堪能できる究極の乗り物です。自然に与える影響を極限に抑えた静かな乗り物です。ゆっくりと過ごすことでよりリラックスして、健康に、充実した時間を過ごすことができます。