タイニーハウス

「持続することで目標を達成できる」自然由来の素材を使い、約130万円でオフグリッドの家を作ったカップル

投稿日:

マーティンとゾーイのカップルは南オーストラリア・アデレードにアースシップの家を作りました。

アースシップとは1970年代から80年代にかけて建築家マイケル・レイノルズが提唱した新しい家作りの方法で、電線や水道を外から引かないオフグリッドの生活ができて、尚且つ自然由来の素材やリサイクルの材料を使って作られた家です。

また、単に自分で発電したりすることができるだけでなく、家の中の空気の通り道や採光などを細かく計算し、なるべく空調などで無駄な電力を使わずにすむ省エネの家でもあります。

マーティンたちの家も土を使って壁を作り、空き瓶や古タイヤを家の壁や鶏小屋に利用しています。

土で壁を塗ることで自由な造形が可能となったので、このアースシップの家は曲線の美しいファンタジーに出てくるような雰囲気になりました。

また、大きな窓やソーラーパネルがたくさんついた家はSFに登場する近未来の光景のようにも見えます。

二人はアースシップを本で知り、実際にアメリカでレイノルズ本人に会い、彼の作品を見たり、また、インターンシップを経験させてもらったりして知識を深めました。

この家の形はレイノルズの作品の一つを参考にしていますが、それを自分たちでも維持できるようにダウンサイズし、またオーストラリアの気候に合うようにいくつか改良を加えて作りました。

敷地内に牛や鶏を飼ったり、室内に温室を作って野菜や植物を育てたりと、自給自足のできる家です。

以前にもオーストラリアでアースシップの家を作ろうとした人たちはいましたが、残念ながら家の規格という点で法的に認められることができませんでした。

マーティンたちの家は、オーストラリアで初めて法的に認められたアースシップの家です。

ただ、この家を作る以前に同じ敷地内にすでに家を作ってしまっており、オーストラリアの法律では同じ敷地内に居住用の家を二軒作ることは認められていないので、今はこのアースシップは宿泊用の施設として貸し出しています。

最初の家も、もちろん環境に優しい藁を利用した家です。

法律で決められたことで苦労していることは他にもあり、例えばマーティンは当初、生活排水を家の中で再利用する仕組みを自分で考え、実際に利用していました。

オーストラリアでは干ばつが問題となっており、水不足を解決するための試みでしたが、衛生面の問題があるということで法的には禁じられており、自分で作った排水パイプなどのシステムを除去しなければなりませんでした。

マーティンは少なくとも省エネや省資源の試みを行うことを認められるように、法律が変わっていくと良いと思っています。

この家を作るのにたくさんのボランティアの助けがあったので、コストは17,000オーストラリアドルほど(約130万円 ※2019年1月時点)でした。

家ができるまでは平坦な道のりではなく、大変なこともたくさんありましたが、困難の中でも持続することによって最終的には目標を達成できるということを学びました。

まだ家の設備などを改良し新たに加えていきたいと思う点はありますが、マーティンたちはこの家作りにとても満足しています。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

-タイニーハウス
-,

執筆者:

関連記事

タイニーハウスに住む家族

「大きな家はたくさんのお金とエネルギーが必要」人生の価値を考え続ける家族のストーリー

ニッキーとジュディは定年を迎えるにあたりタイニーハウスで暮らすという選択をしました。175平方フィートの敷地で、より少ないコスト、より働く量を抑えて生活できるようになりました。ジュディはすでに定年を迎 …

タイニーハウスに暮らす家族

「家族と一緒の時間をたくさん持てる」子供とタイニーハウスに暮らす家族

マイカとジェイナ、そして子どものサイラスの3人家族。バーミンガムから仕事の都合でここサンフランシスコに引っ越してきて以来タイニーハウスで暮らしています。サンフランシスコで賃貸に住むには大変な費用がかか …

「誰かの意見でなく自分の心の声を聞く」掘り出した石で作ったオフグリッドタイニーハウス

ヴィルソンは故郷クロアチアで、石で作ったタイニーハウスに住んでいます。 20歳を過ぎたころに偶然新聞で見かけた石造りの家が印象に残り、その写真を切り抜いてずっと持ち歩いていましたが、ある時自分の土地に …

\いいね頂けると嬉しいです/

スポンサーリンク

代替サービス・ツール
\フォローいただけると嬉しいです/