ローラとイアンは古いスクールバスを改装して、ロードトリップをしています。
ローラは以前からキャンプに行くことが好きで、イアンは外の世界に出て新しい出会いや発見をすることが好きでした。
そんな二人は、「Expedition Happiness(究極のハピネスを求めて)」という、改装したバスでのロードトリップをテーマにしたドキュメンタリー映画を観たことがきっかけで、自分たちも同じようにやってみようと考えたのです。
二人は古いスクールバスを買い取って、DIYで旅に出られるように改装しました。
1985年製の古い車ですが、ソーラーパネルや電源を取りつけて、ミニサイズの冷蔵庫やキッチンを備えました。
シャワーやトイレはついていませんが、キッチンスペースにはシンクがあり、車内で水を使うことができます。
もし新しい車に乗り換えたいと思ったら、車内についているものは取り外してそのまま持っていくことができます。
窓が大きく、たくさんついている事がバスを選んだポイントですが、その窓には室内の温かい空気を外に逃がしてしまいやすいという欠点もあるので、二人は窓の下半分は全てステンドグラス調のスクリーンシートを貼っています。
彼らのように自分もバスやキャンピングカーでロードトリップをしてみたいと考えている人たちに、二人がアドバイスしたいのは、事前にリサーチをすることは良い事ですが、本当に大切なのは、ただ読んだり見たりしているだけでなく、自分で実践する事が大事だということです。
動画や写真を見ていると、とても簡単そうに見え、あれもこれもやってみたいと思うことがたくさん見つかるかもしれません。
でも、そこで見聞きしたことが本当に自分のスタイルに本当に合っているのかは分からないのです。
自分なりのスタイルを確立し、自分にとって必要なものだけをよく考えて選ばなければなりません。
実際に手を動かし始めると、学べることがたくさんあります。
二人とも、バスの改装についての知識は全て自分たちの経験を通して身につけたものです。
そして、目の前の作業に全力を注ぐだけでなく、自分の時間をしっかり確保しながら準備を進めた方がいいでしょう。
車の改装は自分自身もとても消耗する作業だからです。
特に、パートナーと一緒に作業をすすめているときは、衝突も起こりやすくなります。
二人の時間をしっかりとることができれば、モチベーションを高く保つことができ、なぜ自分たちがこの作業をしているのかも、いつも忘れずにいることができるでしょう。
前のめりになりすぎてしまうと、失敗も起きやすくなります。
この事を覚えていれば、きっと楽しいプロジェクトになるはずです。