ハーフビルド

防音壁の自作。道具と手順【吸音ウール・遮音シート】【大建】

投稿日:2020年7月16日 更新日:

家をハーフビルドで作っています。

トイレの壁を防音仕様に自作したのですが、分からないことが多かったので、誰かの参考になればと記事にします。

[reform_diy]

防音壁の自作に必要な道具

  1. 吸音ウール
  2. 遮音シート

吸音ウール

吸音ウール(ダイケン)

僕が使ったのは「ダイケンの吸音ウール」です。

楽天amazonでも検索しましたが、僕が購入したときはモノタロウが一番安かったです。

遮音シート

遮音シート(ダイケン)

僕はモノタロウのクーポンがあったのでモノタロウの遮音シートを買いましたが、一般的には「ダイケンの遮音シート」が使われていることが多いです。

送料を考えるとAmazonが一番安かったです。

吸音ウールと遮音シートの順序

防音壁を自作する際に、一番悩んだのが、「吸音ウールと遮音シートの順序」です。

様々なサイトで様々な順序が紹介されているので、かなり悩みました。

僕が調べた結果をまとめます。

防音壁の作り方は「理想」がありつつも「家の構造上、そうはできない」という現実が入り混じっているような気がしました。

基本構造

基本は、音を吸音ウールで先に吸収してから、遮音シートで防ぎます

防音の基本形

DIYなどで、既存の壁がすでにあり、防音壁を増設するのであれば、上記の形で防音壁を作りましょう。

僕のようにハーフビルドで間柱の状態から防音するには基本構造通りに行かないことがあります。

外壁に接する壁の場合

外壁に接する壁の場合は基本構造通りにいきません。

構造上、部屋側に遮音シートが来ることになります。

外壁に接する場合の防音

間柱の間に断熱材と吸音ウールを入れ、遮音シートを貼り、石膏ボードで覆うという方法で施工することが多いようです。

間仕切り壁に接する壁の場合

間仕切り壁の防音は2種類ります。

「片方の部屋からの音を防音する」のか、「両部屋からの音を防音する」のかです。

▼片方の部屋からの音を防音する場合

間仕切り壁の防音の自作

音を先に吸音ウール、その後に遮音シートに当たるようにします。

▼両部屋からの音を防音する場合

この場合、基本構造から外れます。

両方の部屋で先に遮音シートが来ることとなります。

間仕切り壁の防音の自作

よって先に遮音シートが来ているケースが多い

ということで、基本構造は音源が「先に吸音ウール、次に遮音シート」に当たるようにするのですが、多くの場合でそうなっていないです。

気になるのは、順序が逆でも問題ないかという点です。

結論としては「問題なさそう」です。

「吸音ウールは音を小さくし、遮音シートは音をはね返す」という効果があるのですが、遮音シートの音の反射は一般の人が聞いて分かるほどではないです。

専門の音楽家などはもしかしたら分かるかもしれないですが、そのレベルの人は、上記の防音設備では防音性能が足りないと思います。

「できる限り防音したい」人であれば遮音シートが先に来る形でも良いと思います。

防音壁の自作のやり方・手順

それでは我が家のトイレの防音壁の作り方の手順を解説していきます。

我が家はトイレがリビングと隣接しているため、トイレの音がリビングに聞こえないように防音を行いました。

トイレの防音の自作

1.吸音ウールをカット・はめ込み

吸音ウールをカット

ダイケンの吸音ウールはカッターで簡単に切ることができます。

間柱の間にはめていきます。形がしっかりしているのでピッタリはまって気持ちがいいです。

吸音ウールのはめ込み

タッカーでとめるのが公式の施工では推奨されています(我が家は止めませんでした。ぴったりハマって止めなくても良いかなと思ったため。)

吸音ウールのはめ込み

2.遮音シート張り

遮音シートをカットします。

遮音シートはカッターで簡単に切れます。サイズを合わせてカットしましょう。コンセントがあれば、コンセント穴も開けておきます。

遮音シート

遮音シートを張ります。

遮音シートはタッカーでとめます。遮音シートは重量があるため、複数人での作業がおすすめです。

遮音シートの裏表についてですが、「遮音シート」と書かれている面(黒の面ではない方)が室内側(音源が発生する部屋)に来るようにします。

裏表については、どのサイトにも書かれていなかったため、問い合わせをしたら以下の回答が来ました。

基本的には「遮音シート」と
書かれている面を室内側にして施工します。

表裏に関しては正式ではありませんが
暫定的に印字面を表側としております。

少し分かりにくい回答ですが、どちらが表でどちらが裏かは正式には決めてないけど、「遮音シート」と書かれている面を室内側にして施工すれば良いということでした。

僕の場合は、トイレの音をリビングに聞こえないようにしたいため、リビング側から見て、下記のように遮音シートを張りました。

遮音シート張り

遮音シートを張ったら、石膏ボードを張ります。

遮音シート張り(石膏ボード)

賃貸のDIYの場合の防音壁

賃貸などで既存の壁に、更に防音壁をDIYしたい場合についても紹介します。

作り方はいくつかありますが、ここでは「防音シート」と「ディアウォール」を使った方法を紹介します。

ディアウォール

ディアウォールと2×4材を使って、間柱を作り、既存の壁の内側に自作で防音壁を作る方法です。

間柱ができればあとは上で紹介した方法と同じ要領で作ることができます。

ディアウォールも2×4材もホームセンターで購入することができます。

防音シート

防音シートは下記のようなものです。

防音シートは壁に貼るだけで完成するので、最も簡単な防音方法です。

まとめ

以上、遮音シートをはるために必要な道具と手順の紹介でした。

情報が少なく、とても悩んだので、誰かの参考になれば幸いです。

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吸音ウールのはめ込み

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