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「平均的な家の10分の1の費用」オフグリッドのタイニーハウスで暮らすカップル

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このYoutubeチャンネルの配信者であるブライスは、自身もトレーラーに載ったタイニーハウスで、パートナーのラサと一緒に暮らしています。彼の家は何年も前に作り始めたものですが、最近やっと完成しました。

彼のタイニーハウスは、ニュージーランド郊外の住宅地の私道に、毎月の賃料を払って置かせてもらっています。

この家は完全なオフグリッドの生活が可能で光熱費がかからず、家賃は場所代のみなので生活費がかなり節約でき、その分を貯金に回すことができるため、将来土地を買う資金作りにも大きく役立っています。

ブライスのタイニーハウスは家を移動させる際の利便性を考えて、平均的なサイズよりも少し小さく作られています。

匂いや熱が小さな家の中にこもるのを避けたいという考えと、もともとバーベキューが好きな事で家の外で料理をする事も多い事からキッチンもビルトインのコンロを置かずにシンプルな作りにし、家の中と外の両方にシャワーを付けるなど、小さくてもこだわりのある家です。

断熱や換気のシステムをしっかりと整え、電気はソーラーパネルで発電し、水は雨水を集めて利用しています。

本当に必要になった場合は電気や水道を引く事も可能な状態にはしてありますが、今のところはオフグリッドで生活できています。

ニュージーランドでは物価や人件費が上がっており、この家を作るのにも材料費や業者への支払いなどでおよそ10万ニュージーランドドル(約710万円)かかりました。

高いと思われるかもしれませんが、現在ニュージーランドの都市部での平均的な家の価格は100万ニュージーランドドル(約7100万円)となっているので、そのわずか10分の1の費用で済んだことになります。

この家が完成するまでには何年もかかっており、少しずつしか進まないプロセスに焦ったこともありましたが、それも別の見方をすれば、一気に完成させて一度にまとまった支払いが発生してしまう事もなかったと言えます。

プロセスに合わせて少しずつ支払いを続けたおかげで、現在ローンの支払いがないのです。

ブライスはこの家をSeed of life(シードオブライフ、命の種・木の実)と名付けています。

シードオブライフは円形を組み合わせた神聖幾何学模様のモチーフの事ですが、家の中にはこのモチーフが描かれたインテリアがあります。

これは彼の好きなスピリチュアルの模様を取り入れたかったという理由だけではありません。

この家はまさに、ブライスに新しい生活を与えてくれた、命の実そのものだからという思いからこの名前となりました。

タイニーハウスを作ろうと思い立った当時、ブライスは売れない俳優をしていました。

俳優の仕事は好きで、ずっと続けたいと思っていましたが、そのためには生活費の高い都市部に住み続ける必要があり、かといってそれを支えなければならない収入は不安定という状況をどうしたら改善できるかと悩んでいました。

そして、住宅ローンや大きな生活費がかからずシンプルな生活ができて、不安定な収入でも住むところを失う心配無しに、安心して好きな仕事に取り組める生活をするための方法としてタイニーハウスというアイデアに辿りつきました。

色々なタイニーハウスを紹介するYoutube配信は、自分と同じように生活費の高さやワークライフバランスに悩んでいる人たちと体験をシェアしたり、他の人の参考になったりできればと思って始めたものでした。

ニュージーランドだけでなく海外にも赴いて、様々な理由からタイニーハウスでの生活を選んだ人たちにインタビューをし、彼らの家を紹介するブライスのYoutubeチャンネルは大人気となり、100万人を超えるチャンネル登録者のいる配信者にYoutubeから送られる、ゴールドボタンの賞を獲得するまでになりました。今は200万人に届く勢いです。

タイニーハウスを作り始めた頃は、現在のような人気配信者になる事など全く考えていませんでした。

タイニーハウスは確実にブライスの人生を大きく変えてくれたのです。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

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