ふたりはそれぞれWebデザイナーと、ロジスティクスの仕事をしています。
もともと南北アメリカを探検したくて、移動可能なタイニーハウスで暮らそうと考えました。今ではもっと様々なところ、例えばヨーロッパやニュージーランドなども旅してみたいと思っています。
お風呂、キッチン、キングサイズベッド、リビングルーム、机、エアコン、換気扇など必要なものすべてがこの小さな車に収まっています。
住宅ローンや車の維持費などのお金の悩みは軽減されました。今かかる費用の多くは場所代です。キャンプ地の使用料金は場所や滞在時間によって大きく変動します。短期滞在だと割高になりますが、今いるところは1か月でたったの4ドルです。平均して一か月のキャンプ地滞在費は約900ドルほどです。
大変なことも色々あります。例えば私たちの身長は5.1フィート(約155㎝)で、天井は低いのでよく頭をぶつけてしまいます。また郵便の受け取りができません。一つのキャンプ地にずっと滞在するなら可能でしょうが今のところ現実的ではありません。
アウトドアで過ごすことが多いので天気に左右されやすいことも困難のひとつです。
以前サンフランシスコで暮らしていたころは3つのベッドルームがありました。そのうち2つは私たちと同居人とで使っていましたが、もう一つのゲスト用のベッドはほとんど使っていませんでした。
仕事場中心の生活でした。野心的で締め切りやストレスと闘いながらたくさん働いていました。経済の基本的な仕組みは一生懸命働いてお金を使うことです。ですがそれが必ずしも私たちの生活を幸せにするとは限りません。
今は日常の生活に必要なだけのものを持ち、私たちの生活に役立つものだけを持っています。キャンプ地や海、美しい森など様々なところで寝泊まりしています。他のタイニーハウスで暮らす人たちが感じるように私たちも今の生活はとても自由です。以前と全く違う方法で幸せを見つけられるようになりました。
ベッドがあり、テーブルがあり、キッチンがあり、シャワーがあり、そして自由な生活がある。それが一番幸せと伝わってくるような動画でした。
「経済の基本的な仕組みは一生懸命働いてお金を使うこと。ですがそれが必ずしも私たちの生活を幸せにするとは限りません。」という言葉が印象的です。
モノを買う幸せではなく、本当の幸せを見つける二人の姿がとても楽しそうです。