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「9時-5時の生活に疑問」森の中でヤートに住み、パーマカルチャーを実践する家族

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ブレットとベスはカリフォルニアの森の中でヤート(遊牧民のテント)に住み、パーマカルチャーの農園を作っています。

二人とも都市部で生まれ育ったので、もともとは農業や自給自足の生活の経験はありませんでした。

でもある時、9時-5時の生活リズムを続けるライフスタイルに疑問を持ちました。

ただたくさんの物を消費するだけで何も生みださず、地球環境に貢献するわけでもない生活の中では、生きていることの意義や幸せを感じることができなかったからです。

それまでのライフスタイルを大きく変えようと思い立った時、まず考えたのは農業を始める事でしたが、一般的な農場経営にもやはり違和感がありました。

大量生産を目指す現代の農業はむしろ自然を破壊するように思えたためです。

そこで彼らはカリフォルニアの自然に囲まれた場所に土地を買い、自給自足の生活を始めたのです。

自分たちのプライバシー確保や、作物の他に暖房や料理に使う薪や家の材料となる木材など生活に必要なものを敷地内で調達できるように、かなり大きな土地を買いました。

最初はここにキャンピングカーを停めてその中で生活しながら、ストローベイル・ハウス(藁でできた家)を作るつもりでしたが、その過程でやはりキャンピングカーではなく、簡単でも普通の家らしく過ごせるものが必要だと感じるようになり、ヤートのようなテントの家がそれに最適だと思いました。

今はヤートの中はリビングとキッチンに使っており、隣に継ぎ足す形でベッドルームの棟を作りました。

藁の家を作りたいという長期的な目標はもちろん持っていますが、このヤートの家の住み心地にもとても満足しています。

フルサイズのキッチンや大きなバスタブもあり、冷蔵庫や洗濯機も揃っていて普通の家と変わらない生活ができますが、家の内装や家具などはほとんどリサイクルのものから探したので、この家を準備するのにかかったのは35,000ドルほどで済みました。

電気は、電線から引いているものと太陽光発電とを半々ずつで使っています。水は敷地内にある井戸水を利用し、その他必要に応じてプロパンガスを使っているので、ほとんどオフグリッドの生活をしています。

この生活を始めて1年半ほどになりますが、毎日する事がたくさんあり、都市部での生活とは別の意味でとても忙しく過ごしています。

自分たちの食べるものを外の畑から収穫しなければなりませんし、まだ春先の暖かい時期からすでに冬の準備を頭に入れて、例えば薪集めなど様々なことを計画して行わなければなりません。

カリフォルニアには干ばつなどの問題もあります。楽しい事ばかりではなく、困難な問題に直面することもあります。

それでも今の生活からは、学び取れるものがあります。

彼らのまだ幼い一人息子も日々自然に触れあい、自分の手で様々なものを発見していく様子を見ることもブレットとベスの大きな喜びとなっています。

自分に何ができるのか、自分はどうありたいか、家族の生活をどのように発展させて行くか、そういった自問自答を繰り返して自分自身と向き合っていくことで、成長しています。

そしてそんな達成感に満ちたこの生活の中で、大きな問題に直面することがあっても、元の都市での生活に戻りたいと思うことはありません。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

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