コンテナハウス

「物の所有は幸せに結びつかない」約755万円で建てた自宅兼オフィスのコンテナハウス

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ジェームズとキムの夫妻はニュージーランド・ウェリントンで、輸送コンテナを改装したタイニーハウスに住んでいます。

二人は最初、キムの両親が所有していた土地に元々置いてあった輸送コンテナの一つを、シルクスクリーンTシャツを作る工房として使うために引っ越してきました。

その後、他のコンテナも改装してマイホーム兼オフィスを創ったらどうかと考え、オフィスにしていたコンテナの上にもう一つ重ねて、二階部分を家にしました。

多くのタイニーハウスが正式な家の規格として認められることが難しい中、二人のタイニーハウスのアイディアは幸いにも地元の行政の承認を得られ、家の設計に関するアドバイスまでしてもらうことができました。

タイニーハウスの壁の片隅には数字が書かれたステッカーが貼ってあり、この数字はこれまでこのコンテナが運ばれて通過してきた国を表すものです。

二人はコンテナの辿ってきた歴史を大切にしたいと考え、そこに付けられていた数字を残しておくことにしました。

このコンテナは中国から始まって何か国もの旅をした後、ニュージーランドで家として生まれ変わったのです。

家のデザインは、YouTubeを参考にしたり、建築家からアドバイスをもらったりして考えました。

建設にあたっては建築家の事務所に所属していた建築業者の助けも借りることができました。

壁や天井には、絵本のイラストレーターをしているキムが描いたイチョウの葉と動物のモチーフが刻まれています。

夫妻のタイニーハウスは、リビングスペースの床を一段高くして作った床下のスペースに、ダイニングテーブルとダブルサイズのベッドを収納しています。

食事の際にはテーブルを引き出し、夜はテーブルをしまってベッドを出して使います。

床下を活用する事で、最大8人が使える大きなテーブルと、ロフトなどの狭い空間ではなく家全体をベッドルームとして使える広々としたスペースを作ることができました。

二人には二か月前に娘が生まれたばかりですが、リビングにベビーベッドを置いて赤ちゃんのための一角を作りました。

タイニーハウスでは全てが生活に必要なものを効率よく配置しているため、こういったライフスタイルの変化にも臨機応変にレイアウトを変えることができ、対応しやすいと感じています。

二人がコンテナのタイニーハウスに住み始めてから三年半ほどになりますが、この家で暮らす時間が長くなればなるほど、住み心地も良くなっていると感じています。

子どもが生まれるというライフステージの変化にも驚くほど柔軟に対応できましたし、このタイニーハウスはコミュニティにも溶け込んでいます。

小さな家での暮らしは、二人に、多くの物を所有することが幸せに結びつくわけではないと教えてくれました。

人生において大切なものは、周囲の人々と過ごす時間です。

物に囲まれているのも素敵なことかもしれませんが、その身の回りの物たちがただ乱雑に放っておかれている中にいることは、決して素敵とは言えません。

それよりも、本当に大事なものだけを厳選して身の回りに置いておくことの方がずっと幸せなことだと言えるでしょう。

タイニーハウスを建てるのに、全て含めて約100,000ニュージーランドドル(約755万円)ほどかかりましたが、全て自分たちの必要なものに合わせてデザインしたことを考えると、この価格でカスタムメイドの家を手に入れたことになります。

大きな住宅ローンを抱えることもなく、彼らが営むシルクスリーンプリンティングのビジネスに集中することができます

夫婦二人だけの小さな会社ですが、このタイニーハウスを手にした今は、自分たちの生活には充分足りています。

もっと大きな家に住んでいたら、ローン返済のためにより高い給料の仕事を探して稼がなければならないというプレッシャーのために、小さなビジネスを展開するゆとりはなく、キムもイラストの仕事は続けられなかったでしょう。

タイニーハウスに住んだおかけで二人の生活にはゆとりが生まれ、家族との時間を楽しむことができるようになり、更にキムは、タイニーハウスをテーマにした絵本の出版も予定しています。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

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