みんなのタイニーハウス

「掃除は10分」ピザオーブンのあるタイニーハウスをDIYした夫婦

投稿日:

ボブとレベッカは、二人が高校生の時から一緒にいてお互いを知っています。インテリアデザイナーであるレベッカが家のデザインを考え、ボブがそれをDIYで形にしました。

二人は生活をよりシンプルにしたいと考えました。必要でないものは捨て、多くの物を持たない生活をしようと思ったのです。

現在ボブは週に3日働いており、また二人でボランティア活動に参加したりしています。仕事を少なくすることは、それもまた生活をシンプルにすることに繋がり、出費が抑えられる要因にもなっています。

家を小さく、ものを少なくすることによって、生活のコストがかからくなり、共通の趣味である旅行ができるようになり、二人の時間も増えました。

また、ボブにはレベッカのための生活の保障となるものを作ってあげたいという考えがありました。二人はこれまで充実した生活を送っては来ましたが、あまり大きな貯蓄はしてきませんでした。もしこの先ボブに何かがあった時、レベッカが暮らしていける家とお金を残してあげたいと考えたのです。このタイニーハウスが出来てから、ボブはやっと安心することができました。

二人には4人の子供がいます。子供たちはもう大きくなって家を出ていきましたが、子どもたちが小さい頃からもずっとシンプルな生活を心がけてきましたし、4人もの子供と一緒に生活している間に、自分のスペースを人とシェアする習慣がつき、タイニーハウスのような狭い空間に引っ越してもストレスになることがありませんでした。

二人のタイニーハウスの材料はほぼ全てリサイクルの素材を使いました。手に入れたものとその時持っているものを組み合わせて、どう使うかを考えながら作ったのです。

欲しい材料を探すのではなく、手に入れることのできたものをどのように自分の理想の形に活かしていくかと考えることで、よりよい物が生まれるとボブは考えています。

内装はレベッカが好きなヨーロピアンスタイルにしました。漆喰を使うのはヨーロッパでは一般的ですが、アメリカではそんなに見かけません。レベッカは自分の好きなデザインをこのタイニーハウスで実現しました。その他小さなところの装飾もレベッカが手掛け、細かい彫刻なども自分で施しました。

そんな二人の好きなものを詰め込んだタイニーハウスの中央には、なんと本格的なピザオーブンがあります。オーブンの周りの断熱をしっかりすることで、家の中が暑くなることはありません。庭にはバスタブもあります。

この家を掃除するのにおよそ10分しかかかりません。大きなローンを抱えているという責任感によるストレスを感じる必要もありません。二人とも、大きな家にまた住みたいとは思っていないそうです。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

DIYタイニーハウス

-みんなのタイニーハウス

執筆者:

関連記事

リサイクルハウス

「傷や欠陥は素晴らしいもの」90%がリサイクルの家を作る男性

地元のリサイクル業者に頼まれたオフィスは90%がリサイクル、自分の家は80%がリサイクルという建物を作る男性のストーリーです。考え方に感銘を受けます。 「靴のような家を建てたいと思っていました」と語る …

「毎月の支出はガス代約1,100円だけ」オフグリッドのタイニーハウスで生活知る家族

多くの人々がタイニーハウスやオフグリッドの生活に惹きつけられる大きな要因は、そこから手にすることのできる自由にあるでしょう。 日々の単調な仕事から解放されて、自分が本当にやりたい事に向き合うのを可能に …

女性のタイニーハウス

「いつも仕事に追われていた」住宅ローンを逃れ、タイニーハウスで豊かな生活を送る女性

タイニーハウスを所有することで仕事に追われる生活から逃れた女性の話です。共感する部分がとても多いです。 以下はこの動画の要約です。 ナタリーはタイニーハウスで暮らし始める前、2軒の家を所有していました …

「周囲の人に無理に合わせる必要はない」12,000ドルでタイニーハウスをDIYで作ったカップル

現代の社会には、周囲の人と同じことをしなければならないというプレッシャーがあります。 学校を卒業した後は9時-5時の仕事につき、30年の住宅ローンを組むといったような流れに、大勢の人がただ乗っていきま …