結論から言うと、「値下げ交渉は可能」です。
今回は値下げしやすいポイントをご紹介していきます。
目次
値下げ交渉できるポイント
複数社の見積りを比較して値下げポイントを探そう
注文住宅の建築の際には、複数社で比較して検討すると、「値引き交渉の材料」になるのでおすすめです。
価格面での比較はもちろんですが、仕様・設備グレードの面も比較したうえで判断しましょう。 最終のトータル金額だけでなく、どんな内容の見積りが入っているかを見比べることが大切です。
実際に下記のようなケースが良くあります。
A社の見積りには2,000万円から「100万円値引き」と記載
→しかし外構費用の見積りは別途と記載されており、請負契約後100万円の外構費用が追加でかかりました。
B社の見積りには2,000万円から「50万円値引き」と記載
→外構費用の見積りも含めた金額からの値引きでした。
上記の場合、値引き額が少なくてもB社の方がお得ですよね?
この金額差が生まれるところが価格交渉のポイントです。
こういったケースはよくあることで見積り金額や値引き額だけに左右されず価格交渉を進めて行きましょう。
請負契約をした後で追加費用が発生しないかを確認することも大事です。
削れる部分を削って値下げしよう
値引き交渉の話をする際は、ただ「安くして欲しい」という交渉では設備グレードが下がったり建築坪数を削られた提案になってしまいます。
比較検討されているハウスメーカーをきちんと伝えたうえで、どのメーカーでどういった提案を受けているか?どこが気にいっていてどこが気に入っていないか?など、自分たちが重視しているものを詳細に伝えましょう。
例えば「キッチンやお風呂などの水回りはこだわりたいが1~2坪の広さなら譲れる。」など具体的にどの部分を削れるかをしっかり営業マンに伝えましょう。
そうすると、各設備のグレードの検討や間取りの調整など、ハウスメーカー側で可能な対応案をだしてくれます。
設備のグレードの調整は、値引きで一番交渉しやすい部分です。
請負契約タイミングを狙おう
大手ハウスメーカーで検討されている方でしたら、各企業の決算期タイミングに請負契約を合わせるのがベストです。
ハウスメーカーや工務店などは、年度毎に決算月があります。一般的には3月と9月のメーカーが多いです。これは会社によって異なりますので建築されたいメーカーが決まっていたら事前に調べておかれるとよいでしょう。
特に購入時期が決まっていない方は、3月と9月に請負契約できるスケジュールで動くのがおすすめです。
決算期に合わせて契約をとりたいメーカーが多く、その際に値引きの提示を期待できるからです。
内覧会に提供しよう
実際に建てたお施主様の家を入居迄の限られた期間、モデルハウスとして公開することがよくあります。
そういったイベントに協力していくらか値引きがあったというケースもあります。
工務店はモデルハウスなどを維持していない為多いようです。
自分でできるところは自分でやろう
自分でできるところは自分で行うのも値引き調整しやすい部分です。
カーテンなどの購入はハウスメーカーや工務店がおこなうと、その分手間賃がかかります。自分で購入するとその分価格が値引きできます。
また、工務店などでは「外構部分だけ自分でDIYしたい」などの希望も取り入れてくれます。作ることが好きな方は、自分で作ることによって実質値引きすることで、安く家を購入することができます。
値下げ交渉まとめ
以上、値下げ交渉のポイントをご紹介してきました。
値引き交渉はなかなか気持ちが進まないものではありますが、自分たちの予算・要望を伝え、営業さんと一緒に作り上げていくような形だと、後悔しない家つくりに繋がると思います。
少しでも参考になれば幸いです。