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「家で過ごす時間は少ないのにローンを払う?」バンを改装して生活する女性

投稿日:2019年7月9日 更新日:

マガリはピックアップトラックの荷台を改装して自分のタイニーハウスを作りました。

コマーシャルダイビングのコースに通うための家を借りて住んでいたのですが、受講期間がまだ残っている中で賃貸の契約が切れてしまい、引っ越さなければならなくなりました。

そこでマガリは、新たなアパートメントを探すのではなく、自分の持っていたピックアップトラックをキャンピングカーに作り替えて、生活を始めてみようと決めたのです。

マガリは溶接工をしています。溶接工は決まった場所で仕事を行うのではなく、工事の依頼のあった所まで出向かなければなりません。

そのため、家を空けている時間がかなりありました。

マガリはこれまで2軒の家を所有したことがありますが、家で過ごす時間は少ないのにもかかわらず、その家のローンを払うためにたくさんの仕事をしなければならないという生活でした。

この生活を始めてからは大きく変わりました。

今は自分のペースに合わせて前よりもゆったりと仕事ができるのでプライベートの時間が充実し、自分の人生を純粋に、シンプルに楽しむことができるようになりました。

今の自分はとても自由だと感じる事ができるようになったのです。

改装の作業は、マガリ自身と木工のスキルのあった父の二人で行い、二週間ほどで仕上げました。

トラックの中にはベッドとキッチンスペースが作られており、火を使う調理にはアウトドア用のコンロを使って、室内で料理をすることができます。

電気を使うためのAGMバッテリーを積んでおり、車のエンジンをかけると充電することができます。

どうしてもバッテリーの残りが少なくなってしまって充電が必要な時は、友人の家の電源を使わせてもらっています。

料理にはプロパンガスを使用しており、冬の間はヒーターにも使いますが、それでも1ヶ月は持ちます。

そしてガスボンベの補充はわずか7ドルほどのコストです。トイレも簡易式のものですが、きちんと備わっています。

この家に住みながら、ダイビングなど好きなアウトドアアクティビティを楽しんでいます。

自分のやりたいことを追求するための収入を得る道筋をたてること、そして自分の行動の一つ一つを大切にしてそれらを好きでいる事が、マガリがこれからの人生の目標としていることです。

そしてマガリは、彼女のようにバンやトラックを利用したタイニーハウスを作るのは、情熱があれば誰にでも可能なことだと考えています。

現在、大工仕事のスキルやエンジニアの知識を持っていなかったとしても、自分で改装に取り組み始めたら、自然と作業の過程で学ぶことができるからです。

そして、その学びや発見の過程こそが、タイニーハウスが与えてくれる最も大きな冒険なのです。

今回の動画のYouTubeチャンネル→FLORB
TAKUTAKUはDylan Magasterのパトロンです。(→パトロン

 

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