みんなのタイニーハウス

「完全な自給自足のオフグリッド生活を作る」水上のタイニーハウスで暮らす夫婦

投稿日:2018年9月25日 更新日:

クリスとカリーナ夫妻はニュージーランド、オークランドの都会での生活にストレスを感じており、長年もっと静かなところに引っ越すことを夢見てきました。

そしてある時、郊外に土地を買ってそこを自分たちの手で整備し、自分たちの理想の暮らしができる環境を作ることを決意して、それまでの家を売って引っ越してきたのです。

当初から10年単位のスパンで新しい生活を作り上げることを計画しており、これから10年経ってこの生活が軌道に乗った頃には、家や土地を息子に託して、自分たちはリタイアして旅に出たり好きなことをしたりして過ごしたいと考えています。

二人は菜園を作るための牧草地や湧き水のある自然の豊かなところを探してこの土地を買いましたが、この水上のキャビンのタイニーハウスを作ると決めたのは、実は偶然が重なったからでした。

ここに来たばかりの頃はテントのような簡単な作りの家で暮らしていましたが、冬が近づくにつれて他にもう少しきちんとした造りの家が必要だと感じるようになりました。

色々と探している中でこの水に浮かぶキャビンのデザインを見つけたので、もともと地下から水が湧いているこの土地にこれを作ってみようと思ったのです。

このタイニーハウスを作る前は、この水辺の様子は今とは全く違うものでした。

家が水に浮かべられて、家をつないでおく杭などもきちんと立てられるように一度水を少しだけ抜いて、湖の周りの地面を少し切り取って広くしてからまた水を入れ直しました。

このタイニーハウスは、余暇に使ったりただ寝泊まりしたりするだけの簡単なキャビンとは違い、トイレやシャワー、キッチンなどが普通の家の同じように使えるようになっています。

ソーラーパネルで発電していますが、冷蔵庫も使えて必要な電気は今のところ十分足りています。台所やシャワーの排水はポンプでくみ上げて敷地内に撒いています。

二人はこれまでの都会での生活とは全く質の違うライフスタイルを、とても気に入っています

今は朝起きてすぐに車に乗り込み、渋滞の中をイライラしながら会社に向かわなければならないストレスがありません

ここではニワトリの声で目を覚まし、自分たちの家庭菜園の世話をしたりしてゆったりとした時間の流れの中で暮らすことができます。

現在はこのタイニーハウスをB&Bの宿として貸し出しており、二人はまた同じ敷地内でテントに住んでいますが、ゆくゆくはこの土地に、もう少し大きな家を建てたいと思っています。

広い家に住みたいというわけではありませんが、キッチンをもう少し広げてベッドルームも2つにしたいと考えており、そして最終的にはもっと菜園を広げたり木を植えたりして、完全に自給自足のオフグリッドの暮らしを作るというプランを持っています。

それこそが二人がずっと夢見てきたことであり、10年以内の実現を目指していることです。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

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