アシュリーはキャンピングカーを改装したタイニーハウスに夫と3人の子供の5人家族で暮らしています。
夫妻は土地を買って家を建てることにしたのですが、その家の建設中に住むところを探した結果、キャンピングカーを5人家族が暮らせるように改装することにしました。このタイニーハウスのキャンピングカーにはもともと3段ベッドが備え付けられていて、3人の子供がいる夫妻はそれを一目で気に入り、改装することにしたのです。
2人は3週間かけてほぼ自分たちの手で全て改装しました。材料費や家具など全部含めて3,000ドル以内という予算で、内装のプランも二人で決めました。
新しいことにチャレンジしてみたかったのと、何でも自分の思った通りのデザインが実現できるという魅力があったからです。キャンピングカーという小さな空間のデザインですが、アシュリーにとっては冒険のようなわくわくする楽しみでした。
彼らは旅をして回るわけではなく一か所に落ち着いて住んでいるので、家の内装はできるだけ普通の家と同じ感覚で過ごせるようにというコンセプトで調えました。キャンピングカーの外側も、自分たちで塗装をし直しました。
このタイニーハウス作りで得た経験をもとに二人は現在、これとは別のキャンピングカーの改装を手掛けており、終わったらそれを売りに出してビジネスにしたいと計画しています。
生活の規模をダウンサイズしたいと考えている人、人生を大きく変えようとしている人へのアシュリーからのアドバイスは、「Less is more」(ミニマリストのポリシー、より少ないことはより豊かなこと、物が少ない方が心は豊かになるということ)ということです。
例えば、サラダを取り分ける為にと、わざわざサラダトングを買う必要はありません。2本のフォークを代わりに使えば良いのです。サラダトングなんて小さなものと思うかもしれませんがその小さなものたちが集まって、よりごちゃごちゃとした部屋になっていくのです。
そして一番大事なことは、あなた自身に対しても同じ家に住んでいる家族に対してもおおらかに構えていることです。
小さな家の中であなたは始終誰かと(物理的に)ぶつかったり、あちこちで誰かがあなたの視界に入り、イライラしたり落ち着かなかったり、そんな中で一日の終わりには「明日はまた新しい日だ」と自分に言い聞かせなければならないこともあるでしょう。
自分自身に対してもそんなに厳しくならず、ゆったりとしていることが大切です。