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「幼い息子の成長を常に見守ることができる」スクールバスで生活する家族

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家族を持ち、家庭を築いたからといって、その事が旅に出たいとあなたの夢を邪魔するものではありません。コロラドに、素晴らしい冒険の日々を実現させたある若い家族を訪ねました。

タムラとJTの夫婦は古いスクールバスを改装したタイニーハウスで旅をしながら生活しています。このバスには「Scool of life」(人生の学校)という名前が付けられています。

この生活は、バスに乗って旅をしていく中で出会う様々な文化、食べ物、場所など彼らを取り巻くもの、日々発見するものからの学びの連続であるということからつけました。

そして二人に息子が生まれたとき、この名前は家族にとってもっと意味のあるものになりました。

二人はコロラドとテキサスに土地を持っていて、そこを行き来しながら生活しています。自分の土地を行ったり来たりをしながら旅をしているという感じなので、毎日気ままに周遊するというよりは、もう少し定住に近い感じで生活しています。

バスを停めているこのコロラドの土地は、彼らのスクールバスのようなモーターハウスは6か月間までしか同じところに留めておいてはいけないという決まりがあります。

彼らは6か月間はこの土地で生活し、あとの6か月はテキサスに行くか、その時の気分によっては他に色々なところを旅して回っているのでこの事で不都合はありませんでした。

二人がこのバスで生活を始めてから2年になります。現在のところ2つの家といくつかの不動産を持っていますが、二人は話し合った結果、大きな家に住む生活をダウンサイズしようと決めました。その結果、このバスに引っ越したのです。

バスに住むようになって、家族の時間が増えました。家庭生活のことをそっちのけで働かなければならない環境よりもずっと家族が密接にかかわっていると感じられます。

以前はタムラは働きながらフルタイムで学生をしていて家を空ける時間が長く、JTは週に40時間家から離れて働いていました。

スクールバスでの生活が始まり、家族がともに過ごす時間が増えたことで、大事な節目の時や特に幼い息子の成長を常に見守ることができることに、二人は喜びを感じています。

JTは自分が子供時代に得られなかった体験、コロラドの山の中の自然豊かな場所に住むという、他の子どもたちが出来ない体験、あるいはバスで旅に出るという体験…そういった体験をさせてあげられることに、父親としてとても達成感を感じると言います。

普通の生活に縛られている間には体験することのできなかった日々の新しい発見や家族との密度の濃いふれあいの時間に、この若い家族はとても満足しています。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Living Big In A Tiny House
TAKUTAKUはLiving Big In A Tiny Houseのパトロンです。(→パトロン

 

スクールバスで生活する家族

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