職を失ってから、船での暮らしを始めたという夫婦のストーリーです。夢にあふれる人生計画がとても素敵です。
ロビンとジェイはカナダで43フィートの船の上で暮らす生活を三年続けています。この船で暮らす前は北トロントに家を買ったのですが、職を失い都合がつかなくなりました。
もともと船が好きだったこともあって、船を買ってそこで生活するのが良い解決策だと考えました。
自分たちの望む船を探すのには時間がかかりました。大きなお風呂が持てるような客室つきの船が必要でした。また船を買っても最初の数年は航海ができません。
時間をかけてエンジンやトランスミッションの調整を進めました。電気もきちんと通るように整備しました。しっかりと時間をかけて計画を練り準備したので、いまは天候が厳しくなる冬でもここは快適です。
改修が終われば船にかかる費用は小さくなるでしょうが、あまり期待していたほど安くはすみません。船の停泊費や夏には空調の関係で大きな電力が必要になります。安いアパートで暮らすくらいの費用です。
こういった生活をする人は
みんな自立していて自分の考え方を持っている人です。小さな生活で暮らすことをいとわず、ほかに優先事項を持っています。これからの計画としては、定年を迎えたら航海旅行に出かけます。セントローレンスへ向かい、ノバスコシアに停泊するつもりです。もともとこの船を作った人はノバスコシアに帰る目的でこの船を建造したからです。船にはノバスコシアの旗を立てていて、この旗を届けたいと思っています。
そのあとは南へ向かうつもりです。なぜならもうこの3年間で冬はこりごりだからです。
カリブ海を経て大西洋へ。イングランドやスコットランド、オランダに行き、フィヨルドを見てみたいです。