家のハーフビルドを考えている人にハーフビルドのデメリットを解説します。
この記事を書く私はハーフビルドで実際に家を建てているので、リアルな感想を紹介できるかと思います。
ハーフビルドのデメリット
ハーフビルドで家を建てるにあたって感じたデメリットは下記の2つです。
- 工務店の選択肢が少ない
- コスパは良いとは限らない
1.工務店の選択肢が少ない
一番のデメリットは工務店の選択肢が少ないことです。
ハーフビルドを行う工務店はかなり少なく、各都道府県に1社あるかないかです。1社もない都道府県もあります。(参考:ハーフビルドのできる工務店・会社)
通常、家を建てる際は、何社かハウスメーカー見学に行ったり、相見積もりをとったりしますが、ハーフビルドの場合はそれができません。
家の相見積もりができないのはかなりデメリットです。
通常の家なら費用が高ければ、他のハウスメーカーに変えることが容易ですが、工務店の数が少ないハーフビルドの場合、工務店を変えたくても選択肢がありません。
そのため値下げの交渉が非常にしづらいです。
そのうえ、ハーフビルドの作業内容は工務店によって様々なので、イメージしているハーフビルドの作業内容と、工務店の提供しているハーフビルドの作業内容が異なる場合があります。
作業内容は、施工期間にも大きく影響するため、しっかり確認しておくようにしましょう。
2.コスパが良いとは限らない
ハーフビルドは家の建築費用は安くなりますが、コスパが良いとは限りません。
理由は主に2つ、「時間的な理由」と「費用的な理由」です。
時間的な理由
ハーフビルドをするとなると、家の半分を自分で作るため時間がかかります。
しかも建てる時間だけでなく、調べ物をするのにもかなり時間がかかります。
家造りの作業自体を楽しめる人でないとツラいと思います。
また日々の生活に時間のゆとりがないとこれもまたツラいと思います。残業多い・土日出勤ありの人だとなかなか作業が進まないです。
費用的な理由
最初にも触れたとおり、ハーフビルドは「工務店の選択肢が少ない」です。
そのため、価格競争が起こっておらず、「大幅に費用が安い」というようなこともないです。
費用的には「ローコスト住宅」くらいの費用に落ち着くイメージかなと思います。
(私は2社に見積もりを取っただけなので、その他の工務店がどうかは分かりません。)
その代わり、無垢の材料を使ったり、自分たちの好きな間取りにこだわったりすることができるので、
安い価格で家を建てたいという人よりも、むしろ「自分の理想の家をできるだけ安い価格で作りたい」という人にハーフビルドは向いているのかなと思います。
まとめ
以上、大きく分けて2点のハーフビルドのデメリットを紹介しました。
マイナス面だけを紹介しましたが、私自身は「夫婦・家族で一緒に作業する」という点で、他には変えられない楽しさや意義を感じることができているので、ハーフビルドを選択してとても良かったと感じています。
デメリットも知った上でハーフビルドを選択する方がいてくれたらとても嬉しいです。
[madori]