リフォームは古くなった家を新しくよみがえらせてくれますが、全部が成功するわけでは無く、失敗してしまうケースも無い訳ではありません。そこで、ここでは、リフォームの失敗のケースと、失敗を回避するための注意点について述べて行きます。
ケース1:リフォームしたが、描いていたイメージと違った
リフォーム工事の後に「こんなはずじゃ無かったのに…」とガッカリしてしまう人は意外にいます。イメージと違っていた場合です。
失敗の原因は意思疎通の不足
リフォームがイメージと違ってしまった原因としては、意思の疎通に問題がある場合が第一に挙げられます。リフォーム業者は確かにリフォームのプロですが、説明なしに全部を汲み取ってくれるとは限りません。
イメージ通りのリフォームにするための注意点
イメージ通りのリフォームとするための注意点としては、第一に自分のイメージをしっかりと伝えることです。まず、イメージの具体化をしましょう。
どの部分をどのように改装するかを具体的に考えておけば、打ち合わせの際に、しっかりと伝えることができるからです。この時、イメージが的確に伝わるように、スケッチなどを利用するのがおすすめです。
ケース2:予算が思っていたよりもかかってしまった
「予想以上の出費だった」といった声も聞かれます。予算上の失敗です。
予算での失敗の事例
リフォームでの予算的な失敗には、設備のグレードを上げ過ぎてしまった例や、追加工事の費用が後から発生する例などが見られます。設備のグレードを上げ過ぎた例には、「どうせリフォームをするのなら…」と考えてしまい、いろいろな部分のグレードを上げてしまう例です。
例えば、フロア材を交換するのに、ワンランク上の材料を使ったり、トイレを交換する場合に必要以上の機能を付けてしまう場合などがあります。また、追加工事が後から発生する例としては、設備を交換する部分に腐食などが見つかり、補修する必要が出てきた場合などがあります。
予算内に納める注意点は?
腐食の発見などの想定外の予算の発生はともかくとしても、設備のグレードなどの問題であれば、ある程度にしろ回避は可能になります。最初に必要になるのが、打ち合わせ段階での仕様と費用の確認です。資材の費用を明確にし、予算にある程度の余裕を持つのが失敗を避ける上での注意点となります。
また、全体を豪華にするのではなく、ポイントを絞ってリフォームするのも見栄えを良くするのにも効果的です。
ケース3:工事そのものが悪い
設備は工事担当者の技量次第で良くも悪くもなります。
腕の悪い業者に依頼してしまった
住宅設備は設置する人の技量により、使い勝手や耐久性までも違って来ます。例えば、キッチンなどの水まわりの製品を取り付ける場合、施工が悪いと水漏れなどの危険性が出てきます。
また、ドアなどの場合、取り付けて間もないのに建て付けが悪くなる場合があります。これは工事担当者の技量による部分が多く、経験の浅い業者に頼むと失敗が多くなります。
良い業者を選ぶ上での注意点
腕の良い業者を選ぶ注意点としては、過去の施工例を見ることや、口コミ情報を確認することが挙げられます。リフォーム業者によってはサイトに施工写真を掲載している業者もありますし、相談の際にも見せてくれます。また、口コミ情報としては、実際の利用者の感想を見られるので、分かりやすいです。
まとめ
リフォームの失敗を避ける上での注意点は、第一に「はっきりと伝えること」、第二に「仕様と費用を明確にして余裕を持つこと」、第三に「業者の過去の施工例などをしっかり確認すること」が挙げられます。
リフォーム業者は、ある意味においてパートナーです。よく相談をして、良いリフォームとしましょう。