こんにちは。ふずです。
最近iPhone5sのバッテリーを自分で交換してみました。初めての経験で、上手く動くか不安だったのですが、無事動いて安心しました。自分で交換するとより愛着が湧きますね。
今日は江戸時代の仕事についてご紹介します。江戸時代にはモノを大切にした仕事がとても多く行われてきました。
目次
江戸時代の「モノを大切にした」仕事
蝋燭(ロウソク)の流れ買い
江戸時代のロウソクは今と違って高級なモノでした。
ロウソクに火をつけたときに垂れた蝋(ロウ)を捨てるのはもったいないということで、使い終わったロウを集めて、固め直し、再利用し、ロウソクとして販売するという「蝋燭の流れ買い」という仕事が江戸時代にはおこなわれていました。
付け木売り
付け木は、火を移すときに使われたものです。
ヒノキやマツ、スギなどの木材の廃材や建材を使用していました。
それらを薄く削り、端に硫黄を塗って乾かして付け木は造られています。今で言う「マッチ」のようなものです。
傘の古骨買い
紙と竹でできていた江戸時代の傘は再利用可能で、壊れた傘を買い集める「古骨買い」という業者がいました。
傘に貼られていた、油紙は、食材の包装紙として使われました。損傷の激しい部分は焚き付け用に使われました。
とっけえべえ
子どもたちが拾い集めた釘や鉄くずなどの金属製品を、飴やおもちゃと交換していました。
ほうき買い
古くなった「ほうき」を下取りし、解いて、たわしや縄に再利用していました。
灰買い
様々な用途で再利用された木材などの材料は燃料として行き着きます。
しかしそれで終わりではありません。
燃料にされた後に残った灰は「灰買い」という灰を買い集める業者に集められ、肥料として利用されます。
江戸時代のモノを利用する精神と商売の精神
以上のように、江戸時代のモノを大切にする仕事がたくさんありました。モノがあまりない時代には、モノがある限り何かに活用しようという気持ちがあったのでしょう。
モノにあふれている現在では、私も含めて、モノをすぐ捨ててしまう人が多いと思いますが、江戸時代のようなモノを大切にする気持ちは忘れてはいけないですね。
そしてもう一つ思ったことは、江戸時代の人々は「自分で商売をする」という気持ちが強いということです。
今では会社で働くことが一般的ですが、このころは商人は、身近なモノを使って、どうにか稼ぐことを考えていたのではないでしょうか?
だからこそ不要とされているモノに商売の種を見つけ、それがモノを大切にする精神にも繋がっているような気がします。
今の個人事業主のような働き方を多くの方がされていたのではないでしょうか?
自分で稼ぐ術を見つけ出すという点も、現代の私たちが江戸時代の方々を見習いたい点ですね。