木製のキャンピングトレーラーを製作しているTiny House Japan(@tinyhousejapan)さん。
今回見せてもらったのは新モデルの「Baske-T 60’S」。納品のため、関東まで来ていたので、前回(最高だった。木製キャンピングトレーラー「Baske-T」)に引き続き見学に行きました。
目次
温かみある、愛着の湧く外観
それでは外観から見ていきましょう。Tiny House Japanの特徴の木製のキャンピングトレーラー。これまでの「Baske-T」シリーズと同様、見ただけで胸が踊る外観です。
今回の特徴は360度の窓。左右も後ろも前も外の景色を見渡すことができます。
Baske-T 60’Sは流線型のボディとなっています。これには理由があるのですが、その理由はまた後ほど。
そして後ろから見ると横幅がかなり広いです。前回の「Baske-T」と比べてだいぶ広くなっています。
前方部分もこのように窓があります。入り口の外側にも屋根があるので雨でも出入りが安心ですね。そしてライトもついているのが嬉しいこだわりポイントです。
Baske-T 60’Sの内装は快適さが抜群
それでは内装を見ていきましょう。内装は360度映像でどうぞ。この映像はアクティブ・ホームレスという活動をされている新井由己(@tokoton_studio)さん撮影です。
大分のTiny House Japanの新モデル「Baske-T 60'S」を横浜に見にきました! – Spherical Image – RICOH THETA
ぜひドラッグして室内全体をご覧ください。Baske-T 60’Sは内装が抜群に広いです。360度窓のため、とても明るい空間になっています。
テーブルでレコードを聞きながらリラックスすることもできます。
キッチンは限られたスペースとは思えないほど流しもコンロも広々と使えます。モノをおけるスペースも十分すぎるほどあります。
キッチンの下には収納があります。今回の「Baske-T 60’S」は購入者の希望により流しが2つにカスタマイズされています。そのあたりのカスタマイズが効くのもTiny House Japanさんの魅力です。
もちろんカーテンも締めることができます。椅子に革を貼ることもできますよ。
知れば知るほど溢れるこだわりポイント
これだけで驚くのはまだ早いです。こだわりポイントがまだまだあります。
見た人誰もが驚愕する、車内にある「暖炉」。Baske-Tよりも更に大きくなっています。暖炉にはフタなどのカバーはなく、火をより身近で楽しむことができます。煙はそのまま煙突から外へ抜けていきます。煙などが車内に充満することがないように角度などが設計されているというこだわりが詰まっています。
キャンピングトレーラーから煙が出ている風景は外から知らない人がみると異様で驚くかもしれませんが、中で火を眺めているのは最高でした。
天井部分はリフトアップする仕様で、圧迫感が全くありません。(写真は閉じている状態です。)そして風通しも良いです。
そして話を聞いて驚いたのが、キャンピングトレーラーの後方部分。写真だと少しわかりしくいのですが、壁が垂直でなく、斜めになっています。これはもたれてくつろげるようにこのような設計にしているということです。これが流線型のボディの理由で、こだわりポイントです。
このように大きなところから小さなところまで「Baske-T 60’S」にはこだわりが詰まっています。まだ聞けていないこだわりも山ほどあるのだと思います。
徹底した安全性へのこだわり
そして私が声を大にして伝えたいのが、「Baske-T 」シリーズを始めとした、Tiny House Japanさんの製作するキャンピングトレーラーへの安全へのこだわりです。
キャンピングトレーラーは車道を走るため、いわば「常に地震にさらされている状態」です。それ故、しっかりした造りでないと、破損の元となり、大事故に繋がる可能性があります。
Tiny House Japanさんでは窓ひとつとっても、一般的な蝶番(ちょうつがい)で取り付けるのではなく、窓の側面全体に取り付けるタイプのものを使用しています。
またシャーシも信頼性の高いドイツ製のものを使用し、申請もご自身で出しています。
「万が一」にも備えた安全性がTiny House Japanの大きな特徴のひとつです。
これからキャンピングトレーラーの購入を検討されている方は、ぜひ安全性にも気を遣ってください。安易に作られたキャンピングトレーラーを牽引することは事故のもとです。安全性にこだわったキャンピングトレーラーが業界のスタンダードになって欲しいと思います。
地元の業者と協力
Baske-T 60’Sにはもうひとつ特徴があって、地元、大分県の製作所と協力してつくったものになります。これまでは完全オリジナルだったのですが、製作に時間がかかるため、業者と協力して製作を行っています。
そのため、今後はこれまでより早く納品の対応ができるようになるとのことです。また地域の活性化の一助にも貢献しています。
まだまだありますBaske-T 60’Sの魅力
走行の様子です。大きな小屋を牽引しているので重いのかと思いきや、とてもスムーズに走ります。
Baske-T 60’Sの伝えたい魅力の最後は、夜の雰囲気です。暖色系のライトは昼間の雰囲気とは違った魅力があります。
外から見てもいいですし、中の印象も全く変わります。いやー本当に最高の空間でした。
まとめ
まだまだ書ききれなかった伝えたい魅力がありますし、まだまだ知れていないことがあると思うのですが、私が最後に伝えたいこと、それはTiny House Japan看板犬のくーちゃんが可愛すぎること。
人懐っこくて、舐めてくるし、最終的には膝の上で寝るという無防備さ。もう虜です。
以上、今回の「Baske-T 60’S」の見学の様子でした!
この日話している短時間の間に、おばさんが興味をもって話かけてきたり、トラックの運転手が写真とってきたりと、Baske-T はどこへ行ってもとても人気者でした。
Baske-T 60’SやBaske-Tに興味を持った方は、ぜひTiny House Japanをチェックしてみてください。