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「傷や欠陥は素晴らしいもの」90%がリサイクルの家を作る男性

投稿日:2017年3月12日 更新日:

地元のリサイクル業者に頼まれたオフィスは90%がリサイクル、自分の家は80%がリサイクルという建物を作る男性のストーリーです。考え方に感銘を受けます。

「靴のような家を建てたいと思っていました」と語る人物はダン・フィリップス。彼は子供のころから家の建築について夢中でした。

本で出会うファンシーな家に憧れ、現在はフェニックス・コモーションという会社を経営して家を建てる仕事をしています。

ある男性からカウボーイブーツのような家を頼まれました。費用はその男性がすべて払いダンは自分の望む家を建てることができました。これが彼のビジネスです。

ダンは技術を持たない人しか雇っていません。建築の技能を持ってない人を最低賃金で雇い技術を教えます。そしてある程度ここで学んだらもっと高い給料の仕事のところへ送り出して、また新しい人を雇います。なかにはPhDの学位を手にした人もいます。

ターゲット層は主に三種類。第一にひとり親、第二に低収入家庭、第三に芸術家です。家の建築を発注する側は設計に関して一切の注文をつけることができません。すべてダンが決めます。

すべての家に共通するのは法令に則りエネルギー効率の良い建物であること。そして笑えるくらい市場価格より安いということです。

1平方フィートあたり普通70~140ドルかかるところをダンの建てる家は30~50ドルです。なぜなら安い労働力に頼っているし、また建材は無料だからです。

高い確率で一般的な市場の家よりも面白い家になります。

地元のリサイクル業者からオフィスを建ててくれないかと依頼され作りました。この建物のおよそ90%はリサイクルでできています。天井いっぱいのCDや高速道路の標識、花崗岩にラジエーター、すべてです。

ダンの所有するツリーハウスも分解すれば80%はリサイクル材です。ごみは世界的な問題。私たちの消費するモノの90%は6か月以内にごみ捨て場に向かうと言われています。この問題に立ち向かわなければなりません。

ボトルのフタ、ワインコルク、ヒッコリーの実、割れた鏡、花崗岩。特別なものでなくても繰り返すことでパターンになります。それは有機的なリズムや過程、文脈に取り込むことができます。有機的な配列は私たちの精神に活力を与えます。完璧に整った幾何学模様とは違うのです。

廃材の利用について神経質になる人たちは文化的なマインドセットの犠牲者です。再利用材は汚かったりべとべとしたりしているかもしれません。

新しいものが最高だと思っているのです。廃材が生活に悪い影響を与えないか心配するのです。確かに影響を与えますがそれは良い影響です。

私は傷や欠陥に着目します。それはとても面白いことです。素晴らしく、興味深く、さまざまなものの結びついた結晶です。そこにはドラマがあり、偶然の発見があり、斬新さがあり、有機的な構造があります。一般的な工業でたどり着けない境地です。

若い頃は牡牛に乗ったり、森林管理の仕事をしたりしました。英語とジャーナリズム、それにダンスに関する学位を持っています。冷戦中は西ベルリンでもっと知的な仕事するようになりました。25年間にわたって新聞にパズルを掲載していた時期もあります。

家に秘密の小部屋や収納スペースを作る仕事もしました。そのときからずっと家を作りたいと思っていました。忙しくてなかなかその夢はかないませんでしたが今はようやく家を建てる仕事をしています。

「傷や欠陥に着目する」という考え方がとても興味深いストーリーでした。地球や環境のことを考え、廃材の魅力を最大限に生かし、建物を作る。

その姿勢や生き方は、今の世の中でも見習っていかなければならない考え方だと思いました。

今回の動画のYouTubeチャンネル→Zillow
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